うつのきっかけは?単純に言い切ることはできないにしても、イヤな出来事が続くとストレスがたまってうつ状態になります。そしてそれが継続すると「うつ病」になっていくのです。 では、うつ病のきっかけになる出来事にはどういうものがあるのでしょうか。 これはもう、人それぞれです。 職場の人間関係だったり、夫婦関係だったり、仕事上の失敗だったりします。 仕事の重圧もうつ病のきっかけになります。 しかし、もうひとつ、転職、転勤、失業、昇進、結婚といった「環境の変化」もうつ病のきっかけになることを知っておく必要があります。 リストラや倒産ならわかりますが、昇進や結婚がなぜ・・・・と思われるかもしれません。 ですが、うつ病になりやすい人は適応力が弱い人が多いのです。 だから一見すると喜ばしいことでもうつ病の引き金になってしまうのです。 念願のマイホームを手に入れて引っ越ししたとします。 しかしそれによって生活環境は変わるし、人間関係も変わることがあります。 当然ライフスタイルも変わらざるを得ません。 つまり、マイホーム獲得の喜びより、これまでの生活環境を失うという「喪失感」がきっかけになっているのです。 結婚も同様です。 結婚ということは、異なった個性の人間が一緒に暮らすことでもあります。 当然、生活のルールもかわります。 これがストレスになることもあるのです。 うつはストレスがなくなったときにも起こります。 それまでの思い責任や緊張から解放されて、ほっとした状態の時に、突然「うつ状態」になることがあるのです。 これを「荷降ろし症候群」や「燃え尽き症候群」といいます。 うつ病になりやすい人は不器用で状況の変化にうまく対応できないことが多かったりします。 それをよく自覚して、急激な環境の変化があるときにはこころの準備をしておくことをお勧めします。 うつ病といわれるほんどの人が「軽症うつ」や「軽うつ」と言われています。 「軽症うつ(軽うつ)」とはどの程度のうつ、またはうつ状態をさすのでしょうか。 ---------------------------------------------------------- 心理療法・カウンセリングのオレンジ物語 お気軽にご質問ください→こちら |