2011/08/23(火)22:00
この夏の約束
昨日の夕方、家に帰ってきたら「電気使用量のお知らせ」がポストに放り込んであった。
7月20日~8月21日の使用期間だから、ちょうど夏の電力が一番危機の期間になる。
我が家にとってこれは結構頑張ったんじゃないと思い、去年の8月分を引っ張り出してみた。
(自宅の一部を事務所とし、電気代の極一部を経費にしているので、税法上保管している。)
う~ん、やるじゃん俺。
去年の8月は31日で295kwh(9.516kwh/日)だったのが、
今年は33日で208kwh(6.303kwh/日)になっている。
9.516×2/3=6.344だから、本当に電力消費量2/3を達成したじゃん。
俺の人生に於いて、これくらい有言実行なのも珍しい。
ところで、この前俺の家でキムチ鍋をしたじゃない
俺はくそ暑いのにキムチ鍋と聞いて、暑い中窓を開け放って汗だくでキムチ鍋を食い、
キンキンに冷えたビールを呑む会だと思っていた。
ところが俺が目を離しているすきに、奴らはエアコンの設定温度を16度にしていやがった。
まあ、世の中いろんな奴がいるから面白いと思うんだよね。
「すでに作ってしまった電気は無駄にせず使うべきだ。」と考え方もありだと思うし、
「俺一人が節電しなくても大丈夫だろう。」と考えるやつも当然いるわけで、
全体で電力不足によるパニック停電が起きなければよかっただけの話だったんだから。
九電にしても、
際限なく広がって行くであろう東電の賠償の一部を肩代わりすることになるだろうから、
少しは潤ってもらわないと。
(現在の請求は過去に対する請求で、日常生活に戻れない以上損害は日々拡大している。)
まあ、電力会社は代替の利きにくいインフラだし、
ここでつぶせば即税金で賠償せざるを得ないから生命維持装置をつけられているだけで、
収穫期を迎える農業・長期に渡る避難で再建を諦める企業・今も再開できない学校や幼稚園、
それに「この際だから」と外国まで請求書を回してくるかも知れない。
第一義的には東電が鼻血もでなくなるまで、それだけでは当然足りないから他の電力会社が、
直接的に間接的に金を入れなくてはならなくなるだろう。
例えば、電力各社が出資して第2J-POWERみたいなのを作り、東電から発電施設を買いあげ、
東電はその会社から電気を買って細々と送配電するだけの会社になるとかね。
東電が鼻血も出なくなるまで全てを、
さらには電力各社もこれ以上絞り出しようがないくらい拠出した先に、
もうお金の出所がないし、被害者の方を救済するために、
仕方ないから足りない分は税金を投入しようって話になるのだろう。
まあ、そんなことは俺の知ったことじゃないけれど、ただ俺が胸を張って言えることは、
「俺が使わなかった1/3の電力は、原子力発電所で作られる電力に相当する分です。」
(緑の枠は燃料調整費だ。去年はマイナスだったのに本年はプラスってことは、
電気代ベースで比較すると、去年よりハードルが高くなっているってことだ。)