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カテゴリ:Outdoor-扉の外
意味がわからないタイトルから始まってすまない。
悪天候で延期された西原村(熊本県阿蘇郡)の野焼きが、一週遅れで今日村を挙げて行われた。 まずは軽トラの荷台(公道ではなく牧場内)に乗り火入れ地点に向かうが、今朝はいい天気だった分放射冷却で寒かった。俺はこの2年間散々西原村内をうろうろしたと思っていたが、西原村は麓の人が住んでいるところよりも、その上の阿蘇の外輪山の農地(放牧地)方が広くて、 ここはもう普段はチェーンが掛かって閉鎖されている場所で、俺の知らないディープな西原村へ連れて行ってもらう。一部の人々から「不二子ちゃんの○っ○○」として有名な一ノ峯(左858m)二ノ峯(右870m)を見ながら、さらにその上に行き冠ヶ岳(1154m)まで上がる。 寒いので早く火を入れてほしいのだが、どうも朝露で草が濡れているので、火入れを躊躇していいたらしい。実際9時半に火が入ってもあまり燃えはよくなかった。 それでも陽が昇るとともに燃えもよくなって、 徐々に下りながら午前中に二ヶ所を燃やし、お弁当を食って昼からさらにもう一ヶ所を燃やしていたら、遠くで消防車のサイレンが聞こえる。下界はいろいろ大変だなと思っていたら、そのサイレンが段々近づき、その上にはもう今日野焼きが行われている農地しかない俺の前を、消防車やパトカーが掛け上って行く。 その頃には俺たちにも情報が伝わり、どうも「燃えてはいけない場所」が燃えてしまったらしい。俺らは地元の方の指示の元に動いていたが、急きょその現場に「応援に行く」ことになった。もちろん地区は違えども、同じ村内だからこんな時は助け合うものだろう。 と言っても最前線には消防が入っているので、俺らが火事の現場でたよりない火消し棒で火を消すわけではないのだが、 本来は車両進入及び駐停車禁止の道路に多くの消防車やパトカーが駆けつけている。そして、この左側の牧草地は、今から火が下りてくるんだよね。こんな至近距離で燃えたらパトカーや消防車に火が移りかねん。しかもこの前後は緊急出動の車両が数珠つなぎになっていて、いわゆる雪隠詰め状態になっている。 俺たちは車両に火が移らないように警戒していたが、先日作った火消し棒は、立派なものを作った割りに最終的には使わずに済むのが理想だったが、これでもかと火を叩きまくることになる。 上から下りてくる火を待っていると、下手したら数百メートルの火といっぺんに闘わなくてはならなくなるので、先に手前からから火を付けて燃える場所を管理しながら、この狭い範囲を車両をあっちこっち移動させて火の強い場所から避難させ結構大変だった。 ちなみにこの現場は二ノ峯で、 不二子ちゃんの「お○ぱい」は真黒になった。(手前<中心>は一ノ峯で、その右隣に二ノ峯。) そんなこんなで去年に比べてだいぶん時間は掛かったが、得難い経験をさせてもらった。さらには大きな声では言えないが、今日はもう一ヶ所で「ファイヤー」になり消防・警察が出動したらしい。 夕方村の市街地まで下りてきて、復興市場萌の里(仮設)で、 いちごとミルクのソフトクリーム(税込300円)を食う。 今日は7年目の3.11だよね。仮設住宅に住まわれる住民さんが「せめてものイベントをやりたい」とのことだったので、キャンドルを会場にセットするまではお手伝いしたが、火を入れるところまで付き合うと、鎮火片づけ後に帰宅だと下手したら今日中に帰れないので、そこまでで帰宅した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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なるほど不二子ちゃんの○っ○○に萌えたわけじゃなくて、○っ○○が燃えたわけね。(笑)
思っていたより、遥かに広範囲を焼いたんだ。 これは適当なことをやっちゃったら、本当に命が危ないレベルだねぇ。 今日も一日、お疲れさまでした。 (kuni) (2018年03月11日 21時47分41秒)
matsu-kuniさんへ
秋から春に掛けての阿蘇山を見ると、半分近くが枯れ草色ですが、基本的にその部分は全部を燃やす。ゴルフ場と送電線の鉄塔の周り以外。 本当に気を抜くと命にかかわると思っています。 (2018年03月13日 07時48分54秒)
村の方は慣れたもので、先に際際を焼いて行き、その時には監視も必要ですが、際を焼き終えて真ん中を焼く時には、もう火を付けたら撤収して次の現場へ移ります。
(2018年03月13日 07時51分03秒) |