メシ食う俺もすきずき

2020/07/19(日)21:54

卵被り

Outdoor-扉の外(148)

九州は豪雨災害に遭い、各県の市町村で災害ボランティアセンターが立ち上がったのだが、コロナ下で募集を県内やそれ以下の小さな範囲でしか出来ずにいる。一方支援をしたい県外のボランティアはそれに不服なのだが現状致し方ない。というところまでは前に書いた。 被害が特にひどい球磨川沿いにボランティアに入った熊本の人に聞くと、確かに人は足りなくて、復旧が進んでいないかつ被害に遭われた方の疲労も大きいらしい。来週は東京オリンピック開幕の4連休なので、ここで少し募集範囲が広がるのではないかと思っているのだが、今のところまだ何もアナウンスはない。 俺は相変わらず他県の某町を民間ボランティア団体にもぐりこみ支援しているのだが、当然その県のボランティア希望者は他の県には行けないので、県内でも災害ボランティア活動をしていると伝わるにつれ多くの人が集まってくださるようになった。 さて今日は昨日と同じ現場で、昨日の進行状況を見て今日はボランティアさん10人ほどで十分といったのだが、朝一は他の現場がないので35名ほど行くという。市町村社協の災害ボランティアセンターって、前日に50名募集と発表してあるならば、実際に55とか60名で打ち切り、後の方はお帰りくださいなのだが、この団体の代表はせっかく来た人を帰してはならないという考え方の人で、それゆえに何度も俺らが苦労してきたが、10人の現場に40人も入ると俺は自分が作業することはかなわず、皆さんがやるべき仕事を探すのに専念することになる。 午前中はそれに忙殺されたが、午前中の間にスタッフが昼から作業できるいくつかの現場を見つけてくれたので、半分を他の現場に送り出し昼からは俺も作業に参加する。 いわゆる床下浸水のお宅だが、汚水ではなく山から流れてきた水なので、二週間経って床下に潜って作業してもそれほど苦にはならない。増改築を重ねてあり半分はベタ基礎(コンクリート基礎)で、そちらはあらかた泥を掻きだした後で水で洗い流そうという作戦だったが、水を流すタイミングで俺が床下に潜ることになる。 そんなの作業用つなぎを着ていても何の役にも立たずに、全身が泥水でずぶ濡れになる。さっき35名が急に40名になったけれど員外の5人がおり、ボランティアさんは15時で撤収したが、床下に水を流したので全部を掻きださなければ帰れず、員外の5人は結局17時まで作業をした。 ボランティアセンターというか社協には風呂があるんだよね。昨日は風呂に入ってさっぱりして帰って来たので今日も当然風呂に入れると思っていたら、日曜日は風呂がないと言われて地獄に落ちる。 そういうわけで水道水で体を流して一回着替えて、高速で2時間掛けて家まで帰って来た。当然晩飯の用意はなく、帰りにコンビニに寄った。 キャベツの角切りだけは作り、今日の依頼者さんにいただいたゆで卵で、走ってはいないけれどビールから飲む。 晩飯にはコンビニカルボナーラを買ってきた。 が、食うときになって卵が被っていることに気づく。パスタにおにぎりは頑張った俺へのご褒美だ。

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