メシ食う俺もすきずき

災害ボランティアって本業ではなくてしょせん素人だから、それぞれ得意不得意があるんだよね。何でもできますっていう人も中にはいるが、そういう人に限って何をさせても雑だったりする。

俺の得意は家財の選別・運び出し・廃棄のような、ドロドロになる引越屋さんみたいな感じなのだが、今の現場は被災後一か月を過ぎその時期は終わり、今になって床下に残った泥やカビが気になりだしたという案件に対応している。

床下って苦手なんだよね。狭いし埃っぽいし臭いし。いや、埃っぽい臭いは誰かがやらなければならない仕事なのでいとわないが、狭い床下で体をあっちこっち動かしていると脚が攣りそうになる。そもそも走ると攣りやすいのに。

そうは言っても新型コロナでボランティアの県外募集が出来ず、床下のスペシャリストを呼べないところに、さらにコロナの第二波で、県内のみだったボランティアの受け入れも止まってしまったので、現在も動いているのはほんの数名しかおらず、俺も床下に潜らざるを得ない。

話しは長くなったが、今日は天気予報に反して雨が降ったり止んだりの一日だった。床下ならば雨は関係ないが、気温が低い分楽だった。とはいえ、一日活動すると相当汗を掻き、若干頭も痛いので熱中症気味かもしれない。

そんな今夜は充填豆腐を買って来て、塩昆布とごま油で冷奴にして酒のアテになる。


この塩分は重要。そして走ってはいないけれど、今夜はビールから飲む。

一日活動した後で、夜に一軒仕事があったんだよね。ﾁｬﾘｰﾝだから仕方がない。その際にディスカウントストアに車を停めさてもらったので、帰りに晩飯のおかずを買おうと寄ったが、さすがに何も作る気にはならず、湯煎するだけのハンバーグを買う。


ご飯は在庫がなかったので炊いて、昨日切ったキャベツの千切りをレトルトのハンバーグに添える。いつもだったらここに味噌汁までは必要なかったって話になるが、今夜は塩分を欲しているので、乾燥具の味噌汁を作る。