オルフェの日記

2005/11/11(金)22:29

治験に参加します☆

先生が送ってくれた倫理委員会で承認を受けた申請書を読み、参加することに決めました 治るとは思いませんが、可能性があるなら試してみようと思います。 体に害はないみたいだし、副作用もないみたいだしね。 早速来週にでも病院に電話してもらって、予約しよう あ、主治医に話ししなきゃな まー、反対はしないでしょう。 以下患者への説明文より抜粋 最近ALSの動物モデルおよび患者の筋肉の検査結果から、細胞の中にあるミトコンドリアという エネルギーを産生する小器官が早期から膨れ上がり、障害をうけていることがわかってきました。 この結果、力がはいらなくなったり、神経の伝達がうまくいかなかったりすると推測されます。 ミトコンドリアの障害は根本的な病気の原因ではないかもしれませんが、ミトコンドリア機能を 改善したりエネルギー産生を補助するような薬物は、症状の改善や病気の進行を抑制するのに 役立つかもしれません。 今までもミトコンドリアの機能改善作用があるとされる薬剤で、クレアチン、コエンザイムQ10、 ミノマイシンなどの治験が行われましたが、今のところ効果があると認められたものは残念ながら ありません。 L-カルニチンは、細胞の中の脂肪酸をミトコンドリアの中に取り入れてエネルギーを産生するために 必須の物質で、人・動物の肝臓、筋肉内に広く存在しています。 本剤を発症前のALSモデル動物に投与することにより、ALS症状が発症するのを遅らせたり、 延命させたりする効果が認められています。 また本剤は、健康サプリメントとして国内・海外において長い期間販売されており、問題となる 副作用は認められていません。 また医薬品として大塚製薬から、カルニチンが欠乏する小児の代謝疾患に対して治療薬として 用いられている薬物です。 このように、カルニチンは安全性が広く確立しておりかつALSに対して効果が期待できることから、 平成16年12月から約半年にわたって、山形徳洲会病院においてL-カルニチンをALS患者さんに 投与して、安全であるか検討する試験を行いました。 終了した患者さんの中には、本剤を服用していたときのほうが体が楽であった、しゃべりのもつれが 気にならなかったなど、本剤が良かったと述べる患者が多く、新たな試験が開始されるのを 待ち望んでおられます。 本試験に参加することにより期待される利益としては、本剤が有するミトコンドリアのエネルギー 代謝を改善する作用がALSの骨格筋や神経細胞にも発揮されれば、筋力を改善させたり病気の 進行を遅くすることができる可能性があります。 負担になることとして、毎月の通院と呼吸機能検査、血液検査があります。

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