2011/08/07(日)17:37
風雲!猿蟹合戦?第一夜
某広告代理店の下請けのプロダクションの単発アルバイトを始めたのは3週間前になる。
余りに毎日毎日、トラブルが絶えなかったので、4週分を4部作として書こうと思う。
ああ…人の悪口が嫌いな人は読まないでね。
でも、広告代理店やプロダクションの裏事情なんてこんなもんだから。
蟹(私は蟹座だもの)はスルタン(社長)の事が2日目には嫌いになった。
職場の昼休みでも平気で仕事を突っ込んできたり、人が食べている箸の上に校正紙を置くからだ。
あと、話し方全てが喧嘩腰。
人に仕事を押し付ければ誰かが「尻拭い」をしてくれるとタカをくくっている態度も気に入らない。
長期採用みたいな事を書いていても、実際は2週間と言われる。
…が、私の過去の経験上この仕事は3週間はかかると見た。
なので蟹はIT会社の方の面接にも行く。
紙とペンだけのクラシックな校正しかできない事をちゃんと話しても、新人ライター&編集者として雇ってもらえる事がその場で決まりました。
ITの技術者は頭はよいんだけど、パッと見はオタクっぽいしダラダラ話すので、私みたいな人がお客さまのところにプレゼンテーションに伺った方がいいのかもしれない。
私がインデザイン(DTPソフト)を理解していなくても、教えると言ってくれたのがありがたいが、知らない世界に不安も覚える。
蟹はスルタンの所には5日までとの約束だが、12日になっても終わらないと予測して
「御社に15日からお世話になります」
と宣言をした。
ITは急ぎの仕事がしたいのではなく、長く続けてくれるスタッフを捜していた。
…さて、スルタンの所は会社が3月の震災で仕事が減り、正社員を3分の1に減らしている。
そこに安いバイト時給900円で募集して、飛んだ火にいる夏の虫の蟹に制作担当を押し付けたわけだ。
そのままズルズルこの仕事が続く可能性もあるな。
女性スタッフのよい所は「お茶汲み」、「掃除」、「受付&電話」、「社長秘書」…とまぁ、利用し放題。
ちなみに私に「愛人」役は無理なのはこれを読んでいる皆も分っていると思う。
「縁の下の力持ち」といえば聞こえはいいのだが、私の貴重な40歳代を尻拭いで終わらせたくは無い。
蟹は15年前は印刷会社の営業だった。
「制作進行管理」の詳しい仕事というと
社長のアシスタント、企画、見積、お客との打ち合わせ、校正、多少の編集、スケジュール表作成、制作会社同士の調整、多少のDTP、知識運送会社の手配、納品…
この辺を全てできるようになるまで2年はかかるが、この知識があって景気の波に乗れると独立開業が叶うポジションではある。
ただ、スルタンみたいに「他の人の利益を奪って自分だけが太ろう」と思う人間の下に就いてしまうと、ただの便利使いで潰される。
このタイプの男性で働いていた男性でウツ病になったり自殺した青年がいた。
油断すると会社絡みの不正や横領に巻き込まれる。
時々、公正取引委員会と国税庁とご縁もできたりなんかもする。
3日程、会社を監査をされて、そして喫茶店に呼び出される。
税「いい加減に刷毛」
蟹「ワ、ワタシには妻と産まれたばかりの子供がいるんです…」
いや、違った
「これくらいでいかがですか?」
と、追徴課税の請求金額を書いた紙をペロ~ンと出される。
(ドラマやニュースみたいに箱ごともって行かれるのは裁判所から「逮捕状」がでた場合だよ)
蟹がなんでこんな事情を知っているのかはヒ・ミ・ツ…
だから、蟹はスルタンとはできるだけ短い期間で別れたいと思っている。
第二夜に続く
◆ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします◆