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〇某年の今ごろに詠んだ拙句。佐賀は僅か2年間 しか住んで居ませんでしたが、 少年期の私の情緒を形成するに相応しい素敵な町 でした。 秋水や河童を愛でる城下町 食道を経て胃袋の秋の水 秋声や退職リストの未決箱 美しき貝生みし浜秋の海 波音の聲となるまで秋の海 乙訓の悲運の皇子や萩むぐら 乙訓の野面をゆたに秋ざくら 豊の秋厨を充たす具材の香 傘に触る雨滴の調べ萩しだる 光秀の郷はいづくや桔梗濃し 暮れ泥む庫裏より匂ふ秋刀魚の香 待宵や小侍従歌を能くせりと 良夜かなその名橋架け観世音 こほろぎや蛇姫ヶ池の夕帳 オカリナと月下美人の一夜譚 一夜明け枕辺にある秋の冷え 十六夜やガラシャ婦道記語り継ぐ かりそめの一夜の恋や女王花 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.10.05 08:58:54
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