2023/02/02(木)19:48
「バス来ない!」灯油配達も大雪苦労 冬型続く
冬型が続く県内はきょうも荒れ模様となり道路の渋滞やバスの遅れなど雪の影響が続いています。 青森の冬に欠かせない灯油の配達業者も大雪に苦労しています。 津軽を中心にふぶきの荒れ模様となった県内。 ★青森放送 甲地壮起 記者 「青森市ではきょうも朝から雪が降り風も強く見通しがすごく悪くなっています みなさん車を慎重に運転しているせいかかなり渋滞しています」 青森市南佃地区では道路脇に寄せられた雪が道路にはみだしています。 本来は片側2車線の道路ですが車1台しか通れず渋滞していました。 影響はバスにも…。 ★青森放送 甲地壮起 記者 「青森市のバス位置情報サービスを確認すると多くのバスで遅れが生じていることがわかります」 市によりますとここ数日大雪による渋滞の影響でバスが時刻表通り走ることができなくなるケースが多くなっています。 きょうは30分以上遅れたバスもありました。 ★バスを待つ市民 「もう30分近くです タクシー使おうかなと思ってます」 「いつもよりやっぱり10分や15分は遅れてます」 車やバスでの移動はいつもより大幅に時間がかかっています。 移動時間にかなり余裕を持って行動した方が良さそうです。 この雪で苦労しているのが灯油の配達です。 青森市の燃料販売会社「小田燃料」の小田稔さんはまいにちトラックで25軒ほどの家を回っています。 ★小田燃料 小田稔さん 「1月の終わりくらいまではすごい楽だったんですけど」 車の移動時間は積雪が増えたここ数日はふだんの倍近くかかることもあると言います。 ★小田燃料 小田稔さん 「毎年道路がガタガタになる所って大体決まっているのでそういう所は雪が降ったら毎日でも除雪はちゃんとやってほしいなと思います」 配達先に到着してからもひと苦労。 灯油を補給するホームタンクまでに雪を乗り越えなければならない場所も。 ★小田燃料 小田稔さん 「大変だよね 本当に」 それでも青森の冬には灯油が欠かせないだけに朝早くから地域を回ります。 ★小田燃料 小田稔さん 「灯油がないと本当に死んじゃいますからね青森だと ごちゃごちゃ言っている暇があったらとにかく配達して少しでも暖かく過ごして頂ければと思ってはいますけど」 冬の暮らしを支える灯油配達の苦労はまだ続きそうです。 一方2年前に役場が新しくなった鯵ヶ沢町では…。 ★青森放送 三上峻 記者 「役場に電話をかけてみると… このような音声が流れ電話がつながらなくなっています」 町によりますときのう午後9時ごろ消防から「電話が通じない」と連絡があり確認すると屋外で電話線が切れているのが見つかりました。 使えなくなっているのは役場の電話とファックスでメールやインターネットは使用できるということです。 きのう夜、町には暴風雪警報が出されていて風で電話線が切れた可能性があるということです。 ただきょうも強風が続いたため修理は中断されあす再開します。 ★鯵ヶ沢町 平田衛 町長 「町民の皆さん それから関係者の皆さんはたいへん不便な思いをされていると思います 電話線自体業者さんの管理ですので一刻も早い復旧をお願いしたいと思っていますし また再発防止に向けて取り組んでいただきたいと思っています」 鯵ヶ沢町では万一に備えバックアップの電話回線も敷いているため今災害が起きた場合にはこの回線を使って県などの関係機関と連絡を取るということです。 大雪の影響で交通機関が乱れました。 空の便は青森空港の大阪線1便が欠航したほか到着や出発に遅れが出ました。 JRの在来線は奥羽線と津軽線上下あわせて19本が運休または区間運休したほか遅れも出ました。 奥羽線は弘前・大館間で終日運転を見合わせています。 県内はあすも冬型の気圧配置が続き津軽を中心に雪が降る見込みで青森地方気象台は引き続き交通障害などに注意を呼びかけています。
最終更新:2/2(木) 18:47 青森放送