運とツキ(19)チャレンジに「犠牲」は必要?
チャレンジするときに、犠牲は必要か?我慢するからこそ、得られるものがある。また、前にドラマ『重版出来』で出てましたが徳を積んでいくと、ここぞというときにという考えもあったりしますよね。受験生とかと接しているとこういう話題は出てきたりします。そして、この犠牲という考え方もある意味、昭和な感じなようで、時代とともに、変わってきているのかなとも感じます。「先生、ちょっと質問です。 ある先生に、受験生なら夏休みは 10時間勉強しなさい って、言われたんだけど 10時間も勉強ってできるものなんですか?」少し前に、ある生徒さんにこう聞かれて「過去の生徒さんで、学校のない休みの日は とりあえず15時間から。って勉強してた子いるよ~」そう答えたら、???というお顔しているので「それぞれ段階があるので、いきなりは 難しいのかもしれないけれど。 中学生もテスト前になれば 朝9時から始めて夕方までってよくしてるでしょ。 その後も気になるからと 家で続きしてる子もいるし じゃぁ、なぜ、15時間も勉強できると思う? それだけしても自分が願う道に進みたいと思うから。 そして、やったら、行けそうな気がするし 確実に近づいていると思うからなんだよ。 上手に意識をコントロールして 集中したり、記憶したりって大変だけど それだけ、情熱があるからやれるんだよ。 いま取り組んでるのも、 合格したいと思うからでしょう。」「うん。」「いまは、やりたいこと我慢して という気持ちが強いとは思うけれど ここを抜けると、違う景色が見えるよ~ 情熱をもって山を越えた過去の生徒さんたちは もちろん、しんどかったとはいうけれど それと同時に、みんなそんなことを言うから。 言えば、チャンスがあると思うから 先生は10時間やってごらんと言って下さったんだと思うから これ、チャンスと思って、一度やってみたら?」そんなお話をしました。そんなお話をして数日後、夏の終わりということもあって本棚などを、教材整理などしていたら『ある成功者の秘密』という本が出てきて懐かしさとともに、ぱーっと見てみると夢も運も、その人がどう意識してどう準備して、どう行動してきたか受け取るものを増やしたいならまず、心の中にその場所を作りなさい。より大きく物事を考え、より壮大な夢を描きなさい。より多くを求める者だけがより多くを得より多くが手に入ると知っている者のみが求めるのだ。自分の情熱に忠実に生きれば君は幸福になり、成功に世に贈り物をもたらし豊かに報酬を得るのだ。そんな言葉を目にして10年前に読んだ本なんだけど10年経つと、印象も捉え方も変わるなぁと感じました。目の前のことに夢中になってると犠牲というのも、捉え方が変わってきますよね。犠牲と思うときは、できればやりたくなくて逃げたいなぁと思ってたりもするんですよね。それも分かるし~、けど逃げてもいい結果なんて生まれないから逃げながら頑張るんじゃなくて腰を入れて、少しでも楽しくなるよう工夫してそんなことを思いながら、お伝えしながらよくやってるんですが受験が本格化する秋冬に向けて生徒さんたちがワクワクした気持ちで、取り組むには自分の心の豊かさとエネルギーなんだなぁと改めて感じた本でした。『運とツキ(18)運をためる』Q. 人生を左右するチャレンジに犠牲は必要ですか?必要 78.2%必要ではない 21.8%◆「必要」派の意見「犠牲は必要だと思います。 自分の人生を賭けるなら、まず自分の時間を犠牲にして 最高な結果になるように、準備、勉強は必要だと思います」「何かにチャレンジするということは、 今までの優先順位がその何かに向くわけですよね。 つまり絶対に何かが犠牲になりますよね。 犠牲という言葉より 『そこにかける時間が少なくなる、優先順位が低くなる』 といったところでしょうか。 でも、その優先順位の結果が、未来の自分を作るものだと思います!」「犠牲とは『目的のために損失となることをいとわず、 大切なものを捧げること』だそうです。 夢への供物という解釈もできます。 いまの場所から遠い夢ほど供物が必要でしょうね。 故郷や会社の地位、 青春の時間や恋人なんか……こうなると夢の熱量次第ですね。 なんとしてでも人生すべてかけて叶える という強い意志がある方なら、犠牲はアリだと思います」◆「必要ではない」派の意見「スポーツとかでもよく 『限界というのは自分で勝手に作った言い訳だ』と言いますが 何かを犠牲にしなければというのもそれに近いものがあると思います。 努力次第、やり方次第では、 すべてを手に入れることも可能なのではないでしょうか?」「何かと何かを両立ができないのであれば それはどちらも上手く成功しないと思います。 だから犠牲は必要ないです。 犠牲にするならば、それをそもそもやらなければよかったのですから。 全部を手にしたければ、それぞれ同じ力で両立することだと思います」「努力と時間のかけ方次第で、 大抵のことは、特に大きな犠牲を払うことなく 何とかなるのではないでしょうか。 私のまわりにいる、 成功してる人、何でも持ってる人というのは、 時間の使い方が、抜群に上手い気がします。」