|
カテゴリ:カテゴリ未分類
![]() 日曜日、入園前にゲートに並んでいたら 後ろに並んでいる中学生らしい女の子が 単語帳を開いて見ていました。 「おぉ、賢いなぁ。 うちのやつも、この姿を見てほしいわ。」 と言いながら 同じグループらしきのお父さんが 列に戻ってきました。 「いやいや、賢かったら こんなところで見てないんよ。」 と女の子のお母さんは謙遜してましたが 「ちょっとでも見ていたら パークに入ってから 心置きなく楽しめるから。」 そんな風に答える女の子に 「やっぱり、あの子にも 爪のアカを煎じて飲ませてやりたいわ。」 と言ってました。 ちょっと斜めから 間接的に褒められるって いいですよね。 ■どうやって子どもをほめたらいい? 「子どもはほめて育てよう」とよく言われますが、 皆さんは普段お子さんを どのようにほめていますか? どのようなとき、ほめていますか? 大人でもほめてもらうと、うれしくなって、 やる気が出てきますよね。 ■ほめられることが成長につながる 例えば、夕飯のおかずを「これ、おいしいね!」と 家族にほめてもらうと、「よし、次も頑張るぞ!」 という気持ちが わいてくるのではないでしょうか。 子どもは素直ですから、 ほめられたことを大人以上に素直に受け入れて、 行動や態度が変わり、成長につながります。 悪いところを注意するのではなく、 良いところを伸ばすことにより、 悪いところも良い方向にもっていくことが できるのです。 また、子どもはほめられることにより、 頼られてうれしい気持ちになり、 人の役に立つのがうれしいと感じ、 自分の存在感を実感します。 それが大きな成長へとつながります。 しかしながら、日本では、ほめる文化が 一般的ではないため、 ほめて育てることになれていない親が 多いようです。 それは、自分自身、ほめて育てられなかったことで、 「ほめることがいいとはわかっていても、 ほめ方がわからない。どのようなときに ほめればいいのかわからない」 という方もいらっしゃるようです。 では、どのようなときに、どのようなことで、 ほめればいいのでしょうか。 ■普段している当たり前のこともほめる 家事や育児に忙しく、ついつい 子どもの良くないところばかりが目につき、 しかってしまい、ほめることの方が 少なくなってしまうときもありますね。 でも、よく考えてみると 「できること」は当たり前で、 「できないこと」にばかり 目が行きがちになっていませんか? ときには、子どもが普段していて 「当たり前のこと」も取り上げてほめてください。 「朝、元気にごあいさつできたね」 「残さず、全部食べられたね」というふうに。 ■感謝の気持ちを伝えるだけでもかまわない また単に子どもが何かしてくれたとき、 例えば小さい弟や妹が泣いているのを 教えてくれたり、 頼みごとをしてくれたときなどに 「ありがとう。助かったわ」と 感謝の気持ちを伝えるだけで、 子どもは、ほめられた、役に立てた という気持ちになり、 次もほめられたい、役に立ちたいという 前向きな気持ちになれるのです。 これだと今日からでも 実践できるのではないでしょうか。 ■プロセスの逆転 子どもに対して「何やっても、下手ね」とか 「泣いてばっかりね」と 否定的な言葉を使っていると、 そのとおりになってしまいます。 反対に「いつもお手伝いしてくれてありがとう。」 「弟の面倒を見てくれてありがとう」と プラスの言葉をかけると、 お手伝いをしてくれて、 弟の面倒をよくみる子になっていくのです。 これは、プロセスの逆転とも言われています。 次にほめ方ですが、 ほめ方にも工夫が必要です。 心をこめずに口先だけでほめることは、 かえって不信感を抱かせます。 ■上手なほめ方の5つのポイント 子どもをほめるときは、 以下の5つのポイントを意識して ほめるようにしましょう。 ・子どもをよく見ていて、 心をこめてタイミングよくほめる ・何かをしながらでなく、 子どもの目線まで下りて、 しっかりと目を見てほめる ・抱っこしたり、頭をなでたりして、 スキンシップをとりながらほめる ・結果のみをほめるのではなく、 プロセスや努力をほめる ・「○○チャンより上手だね」など 他の子どもと比較しない 『繰り返し褒める』(2012/03/01) 『逢うと元気が出る人』(2012/06/15)
最終更新日
2012年08月15日 12時23分53秒
コメント(0) | コメントを書く |