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「国語辞典」の選び方・使い方(記事) 「『右』という言葉を 『右』という言葉を使わずに 説明してみてくれる? 」 昨日、国語の入試対策をしてるときに 中3生に聞いてみました。 「??? 難しいね~」 「はい!。 南に向かって西ってどう?」 「おぉ、賢いね~ それ、三省堂の国語辞典と同じで ビートたけしさんとほぼ同じ発想だよ。 金曜日にテレビでやってたんだよ~。」 そんな風に答えたら、ちょっと照れた感じで 右手で鼻のあたりをすすっていました。 論説文で出てくる問い、たとえば 「科学技術はバラ色でした」とありますが これは、「科学技術」が どのようなものだったと言っているのですか。 「メリットの方に対する感動が インフレを起こして」とありますが これは、どのような状態になってしまうことですか。 というのも、 「科学技術」「バラ色」 「メリット」「感動」「インフレ」 という言葉の意味が曖昧なため 問いを正確に捉えきれていなかったり 小説文で出てくる問い、たとえば 「せつないような 寂しいような気持ちに包まれていた」とありますが このような気持ちになったのは、なぜですか。 「母は慌てて、私をなだめようとした」とありますが その時の母の気持ちの説明しなさい。 という問いも 「せつない」「寂しい」「気持ちに包まれていた」 「慌てる」「なだめる。」といった言葉が、 なんとなくぼんやりしたもの どんなときに、その感情になるのかが はっきりしていないことが原因のようです。 だから、曖昧な言葉を辞書を引くことで はっきりさせていくって、いいですね。 そして、辞書を引くのが面倒だという年齢になる前に 辞書を引くと、面白いという癖をつけるのは素敵だなと思います。 ご家庭で、できることとしては 出来るだけ、感情に関する言葉を 耳に入れたり口にしたり また、こんなときには こういうんだよと示せたらいいですね。 すると、プラスもマイナスも 「ヤバい」の変化で済ませたり 「そんな言葉、普段遣わないよ。」 なんてことが、 中高生で起こらなくなるんじゃないかなと思います そうそう! 朝、ポルンと散歩してたら 黒いランドセルを背負った 登校途中の小さな小学生がやってきて 腰を折り曲げるように、ポルンの方を覗き込み 「ぶたねこが散歩してるぅ!」 って駆けていきました。 「ちゃうよ」と訂正する間もなく駆けて行ったのですが 思い出すたびに、あまりに可笑しくて帰ってきて 「小学生の男の子が ぶたねこが散歩してるって言ってたよ。」 って伝えたら 「ブタでもないし、ネコでもないよなぁ。 ポルンは、イヌなんだけどなぁ。 」 って、慰められてました。 ぽちゃっとしてる=ブタ 耳が立ってる =ネコ 彼の言葉のカテゴリーには フレンチのポルンは、なかったようです(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月27日 14時12分26秒
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