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2016年06月24日
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  • o0480036013680694776.jpg


教室で子どもたちと接していて
何か褒めると、ほんと嬉しそうな顔をして
次に取り組んでいく姿を見たり

「もっと、褒めて~」という声を聴いたり
ちょっとくすぐったそうにだけど、嬉しそうな顔したり

そんな顔や表情しぐさを見ると、
中高生と大きくなっても褒められるということ
求めているんだなぁと感じるときがよくあります。

生まれたての頃、言葉を発し始めたとき
初めて立ち上がった時、

できた方も、それを見た方も嬉しくなって
たくさんたくさん、褒めたり褒められたりしても

年齢、学年が大きくなるにつれて
当たり前が増えていくのと

しっかり、ちゃんとという気持ちが多くなり
褒めるというのはだんだん減っていきます。

小さいときはもちろんですが、大きくなっても
褒められると、喜びやエネルギー増えるし

エネルギーが増えることで心は満たされるから
同じように求め、欲しているんだなぁ

テスト前の頑張りが必要なこの時期は特に
そんな風に感じます。

さて、褒めると関連するお話なのですが
人間の脳のなかには、
「スピンドルニューロン」という神経細胞があるそうです。

その特徴は、うれしいことや楽しいことがあるなど
幸せを感じると伸びること。

スピンドルニューロンは
左目の側頭葉より少し右の位置にあって
アメリカの解剖学の研究を通じて発見されたのだそうです。

具体的には、
「人生を楽しく生きてきたニコニコばあさんニコニコじいさん」と
「人生に不満を抱いていたガミガミばあさんやガミガミじいさん」を比べ

ニコニコばあさんニコニコじいさんは
スピンドルニューロンが大きく伸びていたことが
研究の結果としてわかったのだといいます。


そして特筆すべきポイントはスピンドルニューロンが伸びると
「人間にとってよいことしか起こらない」というのです。

どういうことでしょうか?


まずスピンドルニューロンが伸びると、「やる気」がでてくる
理由は、幸せな体験を重ねて伸びてきたスピンドルニューロンには
ストレスに抵抗できるだけの強い力が備わっているから。

我慢強くなり、そしてやる気が出れば気持ちが前向きになるので
必然的に考え方や想像力にも好影響を与えるというわけです。


スピンドルニューロンが伸びている人を調べた結果
具体的には次のような効果が見られることもわかっているのだそうです。

・前向きになる
・ストレスに強くなる
・我慢強くなる
・考え方・想像力によい影響を与える



では、スピンドルニューロンは具体的にどんなとき伸びるのでしょうか。

まず、「おいしいものを食べたとき」や「美しい風景を見たとき」。
いわば、プラスの刺激を受けたときに伸びるそうです。


そして、「一生懸命やって、ようやくできた」というような達成感や充実感を得たとき。
やり遂げたとき、満たされた気持ちを感じることがポイントだというわけです。

一番伸びるのは「我慢してやってきたことを褒められたとき」

そう聞けば、褒めたいですよね。
東大の池谷先生にお話をお聞きしたときに聞いた
『褒めるのちょっとしたコツ』をお教えします。

例えば、幼稚園の子達たちなど、お絵かきが大好きになる時期がありますよね。

画用紙に、クレヨンや鉛筆で思い思いに絵を描いたりするあれです。
あれ、なんで描いているかというと、好きで描いてるんです。

心理学で内発的動機付けといい、自発的に行動しているわけです。

こういう行動を見ると、親や先生は声をかけ褒めたくなりますよね。
でも、こういうとき、絶対やっちゃいけないことがあるんです。

「あら、○○ちゃん、絵が上手ねぇ。。。」と声をかけること。

池谷先生がおっしゃるには、これ、最悪の褒め方だそうです。
僕も、池谷先生からお話をお聞きするまでやってました。

実際には以前の僕と同じように
こういう褒め方をされる方たくさんいらっしゃると思いますし
褒めるというと、こうするのが普通の反応だと思います。

ただ、この褒め方をすると、次にお話するような
体験、経験をされた方もおられるのではないかと思います。

自分が褒めた途端、声をかけた途端、
相手が手を止めてしまうということ。


どこか他のお子さんであったり、遠い親戚のお子さんであったとしたら
『あらっ、素直じゃない子ねぇ』なんて思ったりするものですが

実はこれ、子どもが自ら興味をもって描いていたところに
声がかかることで、その夢中な状態から外に出されるので
絵の世界から興味が失われたから描くのを止めたのです。

別に褒められたいから描いていたわけでなく
好きで描いていたわけなんですが、

こういうことが何度も繰り返されるようになると
褒められると喜びが増えるからか、

褒められる方に気持ちが寄っていって
褒められることを求めて、関心を引き寄せようと

親、もしくは先生に褒められるようにと
エスカレートしてしまうことがあります。

現場にいると
『これ、本人がというよりも、お母さんのために』

って思ってやってるなぁって、感じたりするものなんですが
お子さんと接していて、そう感じることあったりしますよね。


もちろん、成長の過程、教育においては
それが必要なときもあったりするとは思いますが

あまりにもそれが極端に振れると
本人に無理が生じて心にズレが生じたりして

カラダや心にストレスがかかって、
お子さんに反応が出るということもあるので

『あぁ、これは夢中になって描いているんだぁ』

そう感じたときには、後ろからそっと見守ってあげてください。

そして、親として先生としては
素晴らしい絵を描いたのを見るとやっぱり、声をかけたくなりますよね。


池谷先生は、そんなとき、よりベターな方法として
次のようにお話してくださいって、アドバイスしてくださいました。

「この絵、お母さん(先生)、とても好きだわ。」

これは、似て非でもあり、決定的に違うともいえます。

絵を描くという行為だったり、その人を褒めているのではなく
出来上がった作品、絵に対して、私は好きだと言っているのです。

「これの方がはるかに良いですよ」ってお話されていました。

これを書いていて思い出したのですが、そのとき池谷先生は

「自分も大学の教員として、学生を教える立場にあるので
 褒めるというのは、よく考えることです。

 例えば、学生が『先生、見てください。』と嬉しそうに
 研究データを持ってきたら、褒めてやりたくなるのです。

 なぜなら、研究というのは失敗の方が多く
 なかなかいい成果というのは出ないものだからです。

 でも、そこをぐっとこらえて、
 その研究データや実験の過程について質問し
 その学生の話を聞き出すようにしているんです。」


そうお話してくれて

こちらの関心をその学生にではなくて
研究成果や過程に当てるで
目線を合わせるということなんだなと思い
それから、そうするようにしています。

なので、テストがあったりすると、

「点数や順位だけではなく
 問題用紙と自分が解いた解答用紙を持ってきてね」


そうお話して、他人との比較ではなく、
過去のその子との比較をしながら

今回は、どうやって解いたのか
それにどんな準備をして臨んだのか、
そんなお話を聞くようにしています。

ほんと、褒めるって、奥深いし
褒められるのを求めているんだなぁと感じます。





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最終更新日  2016年06月24日 12時58分51秒
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