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カテゴリ:映画パラダイス
「嫌われ松子」中毒の症状が続いており思わず購入したのがこの本です。
中谷美紀による「嫌われ松子の一生」の撮影現場のことを中心にしたエッセイというか日記なのですが、非常に個性的な女優と監督のはたから見ると「トムとジェリー」の如き仲良く?喧嘩している様が描かれていて実に興味深いです。 小説「嫌われ松子の一生」に魅入られた中谷美紀はその主演女優に立候補します。 中島監督との初顔合わせから既にこの「おかしなふたり」の戦いははじまっています。 監督を前にした「下妻物語」を評しての言葉を引用します。 「・・正直にいわせていただくとあまり好きじゃありません。ビビット過ぎる色とか多すぎるコネタとか。お客さんってそんなに馬鹿じゃないと思うんですよ」 これは・・監督の作品の全否定ですよね。 「なんだか監督と全然あわないと思うので、むしろ楽しみです」 ・・すごいなあ。でもまだこれはほんの序の口。 監督の傍若無人な演出ぶりとそれを正面から受けてたつ主演女優の戦いが始まります。 撮影中あまり俳優と話したがらない監督に女優は執拗に話しかけていきます。 帯にも書かれているふたりのやりとり。 「昨夜はよく眠れましたか? 何時間ねたんですか? タバコは何本吸ったんですか? 今日は何カット撮るんですか?」 「うざーい!うざーい!うざーい!」 劇中に通じるハードボイルドな女優同士の関係や面白い子役と女優のやりとり (「(夢が)歌って踊れる大人気絵本作家の優しいあいどるまま」はかわいいですね。) などをはさみつつ監督と女優は舌戦を繰り広げてゆくのですが、やがて・・。 監督のエキセントリックさもさることながら中谷美紀も凄い。ほんとうに変わった女優いや女性ですね。いや面白いです。 ラスト近くの感動的なシーンも見事に台無しな(しかし的確な)会話があったりして松子中毒者、中島監督原理主義者、中谷美紀親衛隊、映画撮影の実態を知りたい人必読。 いやホントに中谷美紀はイイ!です。他の本も読みたくなってきました。 例のメイキングDVDも観たくなってきましたし・・。 ↓「嫌われ松子の一年」、ぴあ、1300円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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