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テーマ:映画館で観た映画(8817)
カテゴリ:映画パラダイス
※「スケバン刑事」ファンによる「スケバン刑事」ファンのための映画評※ 「スケバン刑事コードネーム=麻宮サキ」は街のど真ん中で時限爆弾を仕掛けられた少女が爆発するシーンから始まる・・・というと監督が深作健太ゆえに「バトルロワイアル」がいやでも想起されるわけで過激な展開が予想されるのだが・・・。 斉藤由貴と竹内力と長門裕之 本作はTVシリーズの続編である。 故にもの好きな当時からのスケバン刑事ファンというよりマニアな方はDVD発売後でも良いので是非観て頂きたい。 長門裕之は暗闇警視(もしくは司令)役で劇場3作込み全作品に出演したことになる。19年後に、というのは口では簡単だが結構凄いことです、これは。 竹内力が今回のエージェント役。中、蟹江、萩原・・・中康次はともかく濃い存在感の面子である・・。 思えば竹内力と斉藤由貴は「『さよなら』の女たち」以来の共演(してないが、厳密には)じゃないだろうか。デビュー時の「彼のオートバイ、彼女の島」や「おかしなふたり」などの大林宣彦映画の好青年ぶりが懐かしい・・。 斉藤由貴の力の抜けた演技も中々楽しいのでそこは観て頂きたい。 素晴らしいOP 黒のバックに白ヌキの麻宮サキが動き回るOPはこの上なくカッコいい。 (どっかで観たようなではあるが・・。) 深作監督はTVのイメージで、と言っているが(3のEDの影絵?)TVとはちょっと違う面白さと格好よさがあるOPでここだけでも観て欲しい(じゃあ本編は?)。 麻宮サキ アメリカから強制送還された少女は第一作の「スケバン刑事」と同じくある条件のもと、コードネーム麻宮サキを名乗り学園に潜入捜査をすることになる。この辺の強引な展開はスケバン刑事らしく面白い。松浦亜弥演じる少女はまるで「羊たちの沈黙」のレクター博士のようだ。 スケバン・・・時代錯誤な違和感の塊である「麻宮サキ」が学園に乗り込んでいく件はなんだかカルチャーギャップものの面白さがある。 「うるせえ!お前ら全員ヤキいれっぞ!」 ××××以降は内容に触れていますので未見の方はご注意を! いじめとネットとゲームの時代 今回の話はいわゆる三題噺。 スケバン刑事の敵として今何が・・と問われた時の選ばれた3題がいじめ(ひきこもり)、インターネット、生きていることはゲームである、の三題。 並べてしまうと安直であるがスケバン刑事の戦うべき敵としては妥当なところだろう。窪塚俊介が演じている騎村は得体のしれない、しかしカリスマ性のある若者で現代の犯罪者像のに近づけている。彼にとってすべてはゲーム・・・。それにいじめられっ子やHP、おたくなどが絡むのだがこの辺りがステロタイプにすぎる。 また、クライマックス部分の展開、時間サスペンスの盛上げ方には疑問が残る。 麻宮サキの潜在能力 前述の通り冒頭においてサキはその類まれな能力を発揮しているのだが、なんとこのサキは××××が××なのである。 ただ中盤の××××失敗シーンが あまりに面白い のでその××はありだと思う。 となれば、当然××のシーンが必要なのだが、そこがない。 故にラストの壮絶な××××××が説得力を欠いている・・。 でも本当は子供の頃から××××が××という挿話があっても良かったかもしれない・・。 CGやワイヤーを多用したクライマックスは映像としては面白くないわけではないのだがこの部分では騎村以外の悪役が立っていないので彼らを倒すことにカタルシスがあまり感じられなかったのは残念である。 スケバン刑事はどうあるべきなのか 松浦亜弥が終始怖い顔(だがかわいいという逆説・・アイドル映画だなあ)・汚い言葉遣い。 脚に隠したプローニングM1910ならぬヨーヨーが(主眼はチラの脚なのかヨーヨーなのか)とてもフェティシュだ。 最終戦闘時にぴっちりしたレザースーツの戦闘服姿なったり意味なくヨーヨーが光る描写は実に馬鹿馬鹿しく、素晴らしい。 人情に厚く子供に弱く男を見る目がない麻宮サキは非常によろしい。 色々書いてはきたが言いたいことはもう少し突き抜けて馬鹿馬鹿しさをケレン味いっぱいに描くべきではなかったか、という点。 せっかくの荒唐無稽にしてケレンの塊である「スケバン刑事」にしては話も描写もおとなしかったのではないか、というのが一番の感想なのである・・。 ・・以上、観客5人の劇場で観た映画のことについて・・。寂しいな・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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