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怪獣亭非日常

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映画パラダイス

2009.08.07
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カテゴリ:映画パラダイス
そこはRXの世界。「変身、RX!」

昭和ライダー編・・・こんな時が来ようとは。
背後からの変身ポーズ、ただ見惚れるのみ。
変身もロボライダー、バイオライダーへのフォームチェンジも攻撃のときの掛け声も全てが見所といっていいと思う。
「わかった、君のそのまっすぐな瞳を信じよう」
言えないよ、平成ライダーにその台詞は。
怪魔ロボットの名乗り、わかりやすい人間の襲い方、霞のジョー、パーフェクターとアポロガイスト・・・その辺りの設定をもってくるウルトラマンメビウスばりのリンクも嬉しい。
メビウスとの大きな違いはディケイドの多元世界の設定を活かせば基本的にどんなシュチュエーションも是と出来る。
アポロガイストやそれこそ光写真館の移動は時空移動は時空魔法陣を利用したもの、と考えれば納得・・というかライダー的に説得力がある・・・のかしらん。

今回一番のツボは実はアポロガイストの「あれ」がパーフェクターという点かもしれない・・・このオリジナルとちょっとことなるディケイド上のパラレルなXライダー世界ではオリジナルとは異なりアポロガイストが延命のために何らかのかたちでパーフェクターを手に入れたらしい。

もの凄いディケイド、RXVSアポロガイストVS怪魔ロボットVSディエンドのカオスの戦いの中、Blackの変身のまま終わるこの回は全編が見所。

栄次郎のあれ、はやはりフェイント・・・とみるべきかどうかは微妙なところ。
「人は常にマントを被り真の姿を隠している」・・・これ、どうなんでしょう??







最終更新日  2009.08.08 04:09:07
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2008.03.08
カテゴリ:映画パラダイス
広川太一郎さんが亡くなった。1940年生まれだから68歳・・。

ロジャー・ムーア、トニーカーチス、ディーン・マーティン、マイケル・ケインそれにジーン・ワイルダー、マイケル・ホイなどなど。
どこからどうみてもの2枚目とまごうことなき3枚目、どちらも広川太一郎なのが広川太一郎の異才たる所以でしょう。

広川さんというと思い出されるのがユニークな絶対言ってないことを通常の台詞の何倍も詰め込んだ吹き替え。
マイケル・ホイをふきかえた『Mr.BOO』シリーズの吹き替えは放送の度についつい観てしまうシリーズでした。
『ミスタービーン』なんかもともと台詞ないのに猛烈にしゃべっていたような・・。
作品としてはいかんともしがたい『クイーンコング』なんかはまさに広川太一郎のための広川太一郎によるワンマンショーでした。

アニメでいうとやはりキザな『ムーミン』のスノークが印象的で多分私の初めての広川太一郎
。面白いのはこのハナもちならない貴族意識のイヤな人間(カバいや妖精)であるはずのスノークがあまりに戯画化されて喜劇的である点。
このキザでイヤ、あるいは二枚目かつ喜劇的というのは広川太一郎イズムとよんでいいと思う。TVシリーズのアクションというより果てしなく喜劇な『バットマン』なんかもそうだしキザが笑いになっている『チキチキマシーン猛レース』のキザトト君もそうだ。
2枚目路線ならば『宇宙戦艦ヤマト』の兄・古代守や『キャプテン・フューチャー』。犬だけどTV版の『名探偵ホームズ』もそうですね。
ふと思ったんだけど・・・もし『宇宙戦艦ヤマト』が打ち切りにならず4クールをマットウしたとすれば広川太一郎の当たり役2枚目路線にキャプテン・ハーロックが加わっていたのかもしれませんね。

今ひとつ、『ルパン三世シークレットファイル』で観る事ができるパイロットフィルム版広川ルパンも「観たかった広川太一郎」といってよいかもしれないです。
あのノリのルパン・・・・山田康雄氏には申し訳ないけれど観たかった気がする・・。

心からご冥福をお祈り申し上げます・・なんて言っちゃってみたりして・・・寂しい・・。


空飛ぶモンティ・パイソン”日本語吹替復活”DVD BOX[7枚組]












最終更新日  2008.03.09 01:09:40
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2007.04.10
カテゴリ:映画パラダイス

「ヤッターマンが実写映画化」

日活は「デスノート」がヒットしたのでアニメ・漫画の実写路線に目覚めたのでしょうか?
「ガッチャマン」はちょいと前にSMAPが実写でやってましたが「ヤッターマン」がくるとは・・・。


私は「ヤッターマン」は三悪トリオがかわいそう過ぎてフラストレーションがたまるのと話そのものもあまり好きではないのですが(後期の極めた感のある大激怒な「ヤットデタマン」とパターン破りの最早タイムボカンじやない「イッパツマン」は好き)


監督が三池崇史さん、ということで如何に狂った作品が出来るのか凄く楽しみだったりします。
三悪のボヤッキーとトンズラーはは竹内力と哀川翔を希望。
キャラクターデザインは「デビルマン」と「キューティハニー」の寺田克也さん・・ってなにかその言われ方はどうも差し障りがあるようなないような。



しかし・・・タツノコでやる作品なら絶対「破裏拳ポリマー」じゃないかなあ・・。


何で「キャシャーン」だったり「ヤッターマン」なのかなあ・・・。
そんなんでよければもう「ハクション大魔王」でも可。



↓とか思ってたらすごいページが。
脚本は宮藤官久郎だそうです(^^)。
ドロンジョさまは藤原紀香。
「ヤッターマン」が庵野・クドカンで実写映画化








最終更新日  2007.04.11 00:14:33
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2006.11.24
カテゴリ:映画パラダイス


映画秘宝1月号(「犬神家の一族」特集は必読)で斉藤由貴、大森一樹のインタビューが掲載されている。
なぜならば(「我輩は主婦である」がDVD発売の余波?)斉藤由貴の大森一樹作品3本がDVD発売されたためだ。
嬉しいことに「恋する女たち」と「トットチャンネル」で大森一樹とのオーディオコメンタリーが実現しているのでこれは買わないわけにはいかないだろう。(「「さよなら」の女たち」のみ大森一樹&富山プロデューサー)
まさか「雪の断章-情熱」や「香港パラダイス」(これは凄く欲しい)と特典ディスクつきBOX仕様で発売なんてことは・・・ないよね。

自意識過剰気味の女子高生の喜劇的な姿を描いたコメディ「恋する女たち」はある種公開時からクラッシックな感じではあるものの非常に好きな作品である。
ラストの「冒険者たち」を思わせる俯瞰は圧巻だった。エンディングの谷山浩子の名曲「MAY」が忘れがたい。

「トットチャンネル」は黒柳徹子の自伝をもとにした創生期のテレビ界を舞台にさらにドタバタ味が増している。室井滋の「買い物ブギ」のテンションが強烈。

最後の「『さよなら』の女たち」は就職を前に出会う大人たちの姿を通して自分を見つめなおす三部作のラストを飾る秀作だった。
いずれも「ヒポクラテスたち」の大森監督ゆえにシンパシーに溢れた青春ドラマで同時代者としては忘れられない作品群である。

この後も「ゴジラVSビオランテ」や「わが心の銀河鉄道」、「ジューンブライド」で大森作品に斉藤由貴は出演しているがいずれも特別出演(あるいはカメオ)にとどまっている。
大森監督は昔「鉄腕アトム」を斉藤由貴主演でと、本気とも冗談ともつかないことを言っていたのを思い出す。

インタビューにもあったが大森監督、吉川晃司・斉藤由貴主演作が観てみたい・・・。

追記
大森一樹監督の新作「哀しき天使」が「恋する女たち」のその後を描いた作品みたいな記述がありましたがこれは間違い。
高岡早紀、山本未来、河合美智子(!)の30代の3人の女性と描いた全く別の作品です。
私としては「続・恋する女たち」観たい様な観たくないような・・。






最終更新日  2006.11.25 01:26:55
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2006.10.16
カテゴリ:映画パラダイス
最大40%OFF!東映まつり!★松浦亜弥×美勇伝 YO-YO GIRL MISSION ~メイキングオブ『スケバン...

※「スケバン刑事」ファンによる「スケバン刑事」ファンのための映画評※

「スケバン刑事コードネーム=麻宮サキ」は街のど真ん中で時限爆弾を仕掛けられた少女が爆発するシーンから始まる・・・というと監督が深作健太ゆえに「バトルロワイアル」がいやでも想起されるわけで過激な展開が予想されるのだが・・・。

斉藤由貴と竹内力と長門裕之
本作はTVシリーズの続編である。
故にもの好きな当時からのスケバン刑事ファンというよりマニアな方はDVD発売後でも良いので是非観て頂きたい。

長門裕之は暗闇警視(もしくは司令)役で劇場3作込み全作品に出演したことになる。19年後に、というのは口では簡単だが結構凄いことです、これは。
竹内力が今回のエージェント役。中、蟹江、萩原・・・中康次はともかく濃い存在感の面子である・・。
思えば竹内力と斉藤由貴は「『さよなら』の女たち」以来の共演(してないが、厳密には)じゃないだろうか。デビュー時の「彼のオートバイ、彼女の島」や「おかしなふたり」などの大林宣彦映画の好青年ぶりが懐かしい・・。
斉藤由貴の力の抜けた演技も中々楽しいのでそこは観て頂きたい。

素晴らしいOP
黒のバックに白ヌキの麻宮サキが動き回るOPはこの上なくカッコいい。
(どっかで観たようなではあるが・・。)
深作監督はTVのイメージで、と言っているが(3のEDの影絵?)TVとはちょっと違う面白さと格好よさがあるOPでここだけでも観て欲しい(じゃあ本編は?)。

麻宮サキ
アメリカから強制送還された少女は第一作の「スケバン刑事」と同じくある条件のもと、コードネーム麻宮サキを名乗り学園に潜入捜査をすることになる。この辺の強引な展開はスケバン刑事らしく面白い。松浦亜弥演じる少女はまるで「羊たちの沈黙」のレクター博士のようだ。
スケバン・・・時代錯誤な違和感の塊である「麻宮サキ」が学園に乗り込んでいく件はなんだかカルチャーギャップものの面白さがある。
うるせえ!お前ら全員ヤキいれっぞ!」

××××以降は内容に触れていますので未見の方はご注意を!

いじめとネットとゲームの時代
今回の話はいわゆる三題噺
スケバン刑事の敵として今何が・・と問われた時の選ばれた3題がいじめ(ひきこもり)、インターネット、生きていることはゲームである、の三題。
並べてしまうと安直であるがスケバン刑事の戦うべき敵としては妥当なところだろう。窪塚俊介が演じている騎村は得体のしれない、しかしカリスマ性のある若者で現代の犯罪者像のに近づけている。彼にとってすべてはゲーム・・・。それにいじめられっ子やHP、おたくなどが絡むのだがこの辺りがステロタイプにすぎる。
また、クライマックス部分の展開、時間サスペンスの盛上げ方には疑問が残る。

麻宮サキの潜在能力
前述の通り冒頭においてサキはその類まれな能力を発揮しているのだが、なんとこのサキは××××が××なのである。
ただ中盤の××××失敗シーンが あまりに面白い のでその××はありだと思う。
となれば、当然××のシーンが必要なのだが、そこがない。
故にラストの壮絶な××××××が説得力を欠いている・・。
でも本当は子供の頃から××××が××という挿話があっても良かったかもしれない・・。

CGやワイヤーを多用したクライマックスは映像としては面白くないわけではないのだがこの部分では騎村以外の悪役が立っていないので彼らを倒すことにカタルシスがあまり感じられなかったのは残念である。

スケバン刑事はどうあるべきなのか
松浦亜弥が終始怖い顔(だがかわいいという逆説・・アイドル映画だなあ)・汚い言葉遣い。
脚に隠したプローニングM1910ならぬヨーヨーが(主眼はチラの脚なのかヨーヨーなのか)とてもフェティシュだ。
最終戦闘時にぴっちりしたレザースーツの戦闘服姿なったり意味なくヨーヨーが光る描写は実に馬鹿馬鹿しく、素晴らしい。
人情に厚く子供に弱く男を見る目がない麻宮サキは非常によろしい。

色々書いてはきたが言いたいことはもう少し突き抜けて馬鹿馬鹿しさをケレン味いっぱいに描くべきではなかったか、という点。
せっかくの荒唐無稽にしてケレンの塊である「スケバン刑事」にしては話も描写もおとなしかったのではないか、というのが一番の感想なのである・・。

・・以上、観客5人の劇場で観た映画のことについて・・。寂しいな・・。









最終更新日  2006.10.17 01:31:27
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2006.10.15
カテゴリ:映画パラダイス
斉藤由貴/スケバン刑事(3)スケバン刑事2 少女鉄仮面伝説 Vol.4〈2枚組〉東映 スケバン刑事III 少女忍法帖伝寄 VOL.5スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ ヨーヨー 10月14日発売
映画「スケバン刑事コードネーム=麻宮サキ」が公開中なので実写版スケバン刑事について幾つか書いてみましょう。

スケバン刑事・斉藤由貴主演版
「スケバン刑事」は和田慎二の少女アクション漫画が原作です。白泉社花とゆめコミックス全22巻。その最初の実写ドラマ化は1985年4-10月の全24話。製作は東映、フジテレビ。
主演の斉藤由貴は当時デビューしたばかりの清純派アイドル。故にこのキャスティングは意外ではあったものの非常に高い人気をはくすこととなります。
桜の代紋のついたヨーヨーを武器とした少女版水戸黄門のような展開、人気ナンバーワンアイドル斉藤由貴のミスマッチな台詞まわしが相まって非常に高い人気を得ました。
後半部分は原作の海槌三姉妹編を踏襲、無敵だったサキを精神的肉体的に苛め抜くことで話を展開していきます。
斉藤由貴の本領はコメディにあるのですが本作はスケバンが刑事という根本設定がとんでもない、ナンセンスであるという点にめを瞑ればシリアスでありその魅力をあまり発揮することはありませんでした。
ただラスト前の23話「恐るべき死の爆弾人形」で慣れない子供の世話をしないといけなくなる件りにコメディエンヌとしての片鱗をみせています。24話「サキよ、永遠に・・・」においてライバル海槌麗巳(高橋ひとみ)と共に行方不明となり以後姿をみせることはありませんでした・・。
サキの上司・神恭一郎に長身の中康次。沼先生は平泉成。以降今回の映画版まで唯一全作品に登場する暗闇司令に長門裕之

スケバン刑事2・少女鉄仮面伝説
85年11月からの42話。(話数が中途半端なのは野球中継のためです。)
主演は南野陽子。競演にビー玉お京役の相楽ハル子(現・晴子)、吉沢秋絵。鉄仮面を被らされた少女が二代目スケバン刑事・麻宮サキを襲名するというもの凄い設定のもと前作以上に連続ドラマ性を持たせた前作をはるかに越える秀作です。
どっからきたのか土佐弁の少女の設定。おそらく「鬼龍院華子の生涯」からの設定と思しいのですが・・。
映画「スケバン刑事」は「スケバン刑事3」の時期に公開されながらTVの後日譚として南野陽子主演で作られました。
原作の青狼会及び信楽老編を題材にしたオリジナルの展開でラストの「水中から飛び出し信楽老の野望を粉砕するサキ」はシリーズ中屈指の名場面といってよいと思います・・。

冴えない教師とのふたつの顔を使い分けるエージェント西脇に蟹江敬三。未熟な主演陣をきっちりサポートした功績は大きい。

スケバン刑事3少女忍法帖伝奇
86年10月からの1年間42話。
浅香唯が主演、折鶴の結花(大西結花)、リリアンの由真(中村由真)の三姉妹が主人公のシリーズ最終作。
スケバン刑事と銘打たれているものの現代を舞台にした伝奇忍法帖ものになっています。
果心居士が転生して宇宙を闇に閉ざすの、トリビドヤーがどうのというむちゃくちゃさでありながら故に見応え十分な作品に仕上がっています。
故に原作者はかなりご立腹だったと聞きますが。
しかしシリーズ中一番異色にして面白いのが本作だと思います。
何故か登場人物の名前がスターウォーズにちなんでいたるするのも謎ですが・・・。
放送終了後に完結編となる映画が1本つくられています。「三姉妹の逆襲」がそれでこちらは普通の学園アクションに戻っていました。ヨーヨーで飛行機にたちむかってましたけど・・。
三姉妹の上司エージェント役に依田萩原流行)。彼自身も忍者という設定でした。いうまでもなくヨーダからのもじりです。あと和尚は帯庵・・・。
また途中まで福永恵視が寡黙なエージェント礼亜(レイア姫)として登場。彼女も実はくの一で壮絶な最期を遂げます・・。

スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ トレーディングカード 
というわけで原作者の逆鱗にふれ実写ドラマ化されなかったスケバン刑事、19年目の続編が公開中です。
松浦亜弥主演の「スケバン刑事コードネーム=麻宮サキ」・・・。驚くのは本作が本当にこのテレビシリーズの続編ということです。究極の戦闘マシンでありながら情にもろく男を見る目がない新・麻宮サキの活躍はいかに?






最終更新日  2006.10.16 00:26:12
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2006.07.27
カテゴリ:映画パラダイス
「時をかける少女」はジュブナイルということもありあまり原作の筒井康隆本来の特徴が出ていない短い作品です。
それでも魅力的な題材であったのでしょう。「時をかける少女」何回も繰り返し映画化されています。
NHKの少年ドラマシリーズ「タイムトラベラー」を経ての83年。
主演は本作が映画デビューとなる原田知世。
監督は大林宣彦で高い評価を受けた「転校生」に続く尾道三部作の二本目にあたります。

本作は薬師丸ひろ子の「探偵物語」と同時上映の角川映画。
「セーラー服と機関銃」が大ヒットした当時の薬師丸ひろ子の人気は絶大で大学受験のための休業を経ての復帰作品である「探偵物語」の方が当然のことながらメインでした。
松田優作とひろ子の空港での別れのシーンが話題になったこの作品ですが現在ではこの映画のことが語られることはほとんどないようですね。当時は「刑事権カール」の坂上美和がヌードになったことの方が衝撃だったなあ。

「時をかける少女」の方は尾道という舞台の中、特撮合成を多用した絵作り(「ねらわれた学園」は凄かった)と甘いノスタルジーが融合した映画らしい作品でした・・。ラストがまた切ない。

当時から評価の高い今も青春映画のスタンダードな作品なのですが一方で当時ほとんど新人である主演ふたりの演技が揶揄されたという点も留意すべき点だと思います。

原作者の筒井康隆による「シナリオ 時をかける少女」(映画のシナリオではない。小説である)は 現実に侵食される虚構を描いた作品で校内暴力の横行する現実の学園と映画の虚構が同時に存在する世界で、台詞棒読みの演技を続ける芳山和子(原田知世と明言されてはいない)たちが現実の不良たちににののしられ果ては暴行される様を描いています。
その最後の台詞が映画のコピーでもある「(こんな世界はもう嫌。)もうすぐ知世は未来にいきます」だったりします。今考えると全く凄い小説だなあ・・・。

「時をかける少女」は後にもテレビや映画で映像化されています。
特に印象的なのは内田有紀が主演したテレビシリーズでしょうか。かってはディレクターズカットの総集編がビデオで出ていましたが今はどうなんでしょう・・。

そして2006年アニメ版の「時をかける少女」が公開中です。
活発な主人公によるコメディ色の強い作品に仕上がっているようですが83年の映画版の持ってい
たメンタリズムがうまくうけつがれているような気がします・・。






最終更新日  2006.07.28 08:34:59
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2006.07.12
カテゴリ:映画パラダイス
甲斐智枝美コレクション

元アイドルの甲斐智枝美さんが首吊り自殺したと聞いてかなりショックを受けました。享年43歳。

甲斐智枝美さんをご存知でしょうか。
80年に「スター誕生」から歌手デビュー。
健康そうな肢体と明るい笑顔が印象的なアイドルで
お米やさんのジュースプラッシーのCMでの水着姿は結構思春期の少年にはぐっとくるものがありました・・。お米屋さんなのになあ・・。「Si! Si! C! 」。

このCMは当時漫画家のとり・みきさんがなんの脈略もなく「プラッシー!」と登場人物に言わせる生ものギャグとしてつかっていたのを覚えています。(「るんるんカンパニー」か「たまねぎぱるこ」あたりだと思う)

「GOGOチアガール」では三原順子や島田果穂(ロビンちゃん。この人もアイドルだったのです)とチアガールで競演。

この当時の伸び悩んだアイドルの定石どおり非常にあっさりと3年目にはヌードになってしまいました。

映画としては横山やすしの「唐獅子株式会社」はクラブの歌手役で、須磨という名前を聞いて
「スーマってね芸能界では・・」などと結構きわどいセリフもあったのが印象的です。
水谷豊との競演でこちらは脱いでいた「逃れの街」・・。
歌手としても俳優としても今一歩ながら私的には結構思い入れのある方でしたので残念です・・。

なぜか突然「月影のナポリ」を歌ったりある意味試行錯誤の多い芸能活動だったように思います。

思えば後期の歌「踊り子」は非常に暗い歌でした。

「・・・踊り子、忘れてしまえあの日のすべて・・」







最終更新日  2006.07.13 00:20:52
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2006.07.09
カテゴリ:映画パラダイス
日本沈没 ◆20%OFF!
↑オーディオコメンタリーが小松ファンには堪らない映画版DVD。中野昭慶もいいなあ。

まもなく公開になる樋口真嗣監督作品「日本沈没」。

予告編に出てくる「奇跡は起きます。起してみせます」の台詞は「トップをねらえ」の引用・・ですよね。
いや「トップをねらえ」自体が引用だらけの作品だからひょっとしてさらにモトネタがあるのか?などと変なところが気になっている「日本沈没」ですが・・。

そんな中、観たけれどまるで記憶がない73年版の映画を再見してみました。

当時史上最高の5億円を投じた作品ですが、さて・・。

大陸移動の図から始まり冒頭から20分間は田所博士がわだつみで海底に潜る話です。
海底の変動とエキセントリックな田所の性格をよく描写してはいるのですがいかんせん地味な印象はぬぐえません。掴みとしては地味で今観ると弱い気がします。
山本首相(丹波哲郎)の登場。
そして小野寺(藤岡弘)と阿部玲子(いしだあゆみ)の出逢いと海でのラブシーン。
原作では屋外の濡れ場(光文社ノベルス版の重なる男女の挿絵は今でもおぼえてるなあ・・)。
映画ではいしだあゆみの黒い水着が扇情的なのですが抱いて・・と誘った後、非常に残念なことに火山が噴火します。

TPOをわきまえろ火山(なにを期待してるんでしょうか)。

ここから山本首相と首脳のやり取り、D計画の発動、日本のフィクサー渡老人の登場などの描写が続きます。

50分を過ぎたあたりで田所博士の
最悪の場合には日本列島の大部分は海に沈んでしまう」という最も有名な台詞とともに関東を中心に大規模な地震が発生します。
本作の最大の見せ場がこの地震のシークエンスです。橋が落ち家が崩れ工業地帯が炎上。ビルが崩れガラスが刺さり大津波が起きる。狭い路地での悲劇。
爆発炎上の中野特撮の面目躍如なシーンですね。
約15分のここが特撮面で本作の一番の見せ場になりました。ただ名所旧跡を壊すような流れではないのはそれはそれでなのですがややもの足りなさが残ります。

以後は沈没の確定と日本人の受け入れ先の折衝とやや地味なシークエンスが続きます。
小野寺と玲子の濡れ場とはとてもいえない上半身のみのベッドシーンを経て
ついに1年以内の日本の沈没が発表されます。ここで1時間45分。
あとはD計画チームの日本人脱出計画と並行して各地の沈没、マグマと海が混じるとか地震で崩れる山、すでに水没し大阪城がみえるだけ、津波などが描かれますが残念ながら関東のシーン程見せ場にならず細切れな印象を受けます。
やや、散漫な印象の中、渡老人と山本首相の対話、首相と田所博士の今生の別れを経て日本はあっけなく姿を消すのでした・・。

というわけで意外にも地味な2時間20分。
竹内均教授の長い説明などスペクタクルというよりも学術映画っぽい描写(それも原作の味なのですけどね)が印象に残る作品です。

小松左京の小説は奇想天外な設定を説得力のある科学的説明とある種の力技で見せてしまうまさにSFらしいSFなのですが映画になった作品はそのケレン味が欠けて説明に絡めとられ非常に固い印象があります。(その意味で岡本喜八監督の「日本アパッチ族」は実現して欲しかった・・)
映画化された「復活の日」も「さよならジュピター」(「首都消失」は読んでいない)も優れて面白い原作を消化しきれず粗筋をおうのに精一杯な印象を受けます。
73年の「日本沈没」は田所博士=小林佳樹の熱演がなんとか作品を救っていますがやはりダイジェスト的な感じは否めません。
非常に頑張った特撮(特に関東のシーン)も今観るとややもの足りない気がします。

今回観たのはDVDでオーディオコメンタリーが小松左京、中野昭慶、橋本幸冶。
いやー、みんな勝手なことばっかりいってて面白いですね。
本編唯一のベッドシーン(色気なし。いや、これほど色気のない映画は珍しいなあ)の最中、えんえん関係ない煙草の話してるんですから。
星新一(毒舌で有名)がこう言ったとかなんとか「おもろ放談」みたいでいいなあ。

小松御大の仰る通り渡老人に花江(当時の東宝期待の新進女優角ゆり子。最近、日本映画専門チャンネルで幻の「しあわせ」が放映されました。のちの「嗚呼!おんなたち 猥歌」(大好き)での好演が印象的)が裸を見せるシーン、老人と田所との最後の会話は原作ファンとしては見たかった気がします。

さて今回の映画ですがどうなんでしょう・・。とりあえず樋口監督に期待して観たいと思います。

そんな中、何と実に30年越しに全くあきらめていた原作の続編が映画にあわせて登場なのですね。
小松御大だけでなく谷甲州との共作で「日本沈没第二部」が。完全に前作の続編のようなのですがさて・・。






最終更新日  2006.07.11 08:16:16
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2006.06.29
カテゴリ:映画パラダイス
伝説日本チャンバラ狂
↑「伝説日本チャンバラ狂」・・時代劇製作のウラを独特の画で描いた興味深いドキュメント

70年代後半にテレビのバラエティ(たとえば「クイズダービー」)などに出ていた印象が強いですがその実、黒鉄ヒロシはナンセンスギャグ「赤兵衛」や歴史もの「新撰組」や「幕末暗殺」などの時代もの漫画を多く手掛ける優れた漫画家です。
その面白さはナンセンス(やや、古い言い回しですが同時代の凡庸な作家と比べて本当にナンセンスな上時折非常に黒い)な笑いに絵のシュールさとそこから生まれる凄みにあるのではないでしょうか。

「日本チャンバラ狂」はその作品から十分推し量れる通り時代劇映画に影響を受けた作者によるあまり語られることのない「時代劇」製作の裏側のドラマを描いた連作です。

時代劇コラムでおなじみのペリー荻野という相棒を得て黒鉄節が炸裂、映画、TVに関る人々の姿を活き活きと描いていています。
語られているのは
「新撰組血風録」
「木枯し紋次郎」
「三匹の侍」
「水戸黄門」
「てなもんや三度笠」のテレビ時代劇
「十三人の刺客」
「眠狂四郎」の映画。
「東映太秦映画村」誕生と「柳生一族の陰謀」
それに時代劇映画への思いを綴った終章です。

何にせよ裏側は知りたいものなのですが、素の中村敦夫(インテリ俳優)の紋次郎らしくなさとかやたらとスタアのカッコよさ(たまりません)全開の市川雷蔵、財津一郎の狂乱の演技ぶりなど俳優や監督の姿が興味深く面白いですね。しかし何よりもその画の面白さに価値があります。
司馬遼太郎や柴田錬三郎なんかの作家の画も描写も魅力的で面白いので時代劇映画・小説ファンには必見の一冊だと思います。

これを読むと「十三人の刺客」や「薄桜記」、「木枯し紋次郎」が見たくてたまらなくなります・・。

続編では勝新太郎を是非是非おねがいします・・。

時代劇とややははずれますが黒鉄ヒロシ版成田三樹夫とかの俳優列伝が読みたいなあ。






最終更新日  2006.06.30 00:10:37
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