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テーマ:遠距離恋愛(425)
カテゴリ:彼のこと
今日、療育で一緒だったママから電話がきた。
彼女には先日、私がそのような人生を選択したことを打ち明けたばかり。 北海道で旦那を亡くし、東京に戻ってきて、すぐに入所した療育施設で私の2ヶ月くらい後に入ってきたのが出会いだった。 お子さんは、うちのセバと同じ学年で自閉症だったから、ますます仲良くなった。 その後卒園まで本当に仲良くさせてもらって、今でも年に何度かランチをする仲になっている。 彼女は私よりかなり年上で、姉御肌。 何かと私の世話も焼いてくれて、年賀状ではいつも暖かいメッセージをくれるのが印象的。 しかし彼女の中では、どうやら私のイメージがかなり硬く出来上がっており、電話で話をするたびに、「それ誰の話?」という感じらしい(;´▽`A`` 彼女の中の私のイメージは、未だに、おっとり、ゆったり、まったり、のんびり・・・になっているようなのだ(;´▽`A`` ところが、実際は、短気でせっかち、1人でどんどん行動しては、言いたいこと言っているプライドの高い私なわけで・・・(;´▽`A``(;´▽`A`` 私も人によってかなり自分が違うからなあ・・・ だんだんと彼女に対して地が出てきているのかも。(出さないほうがいいような地ですが) 何しろ最近まで彼女には敬語を使っていたから・・・。 そして今まで話してなかったのか、私が療育施設に来る前の細かい経緯(どこに住んでいたかなど)を今回初めて聞いたような反応だった。 「あのときの○ちゃん(私)は、いつもニコニコしていて、そんなことがあった後だなんて全然感じなかったわ・・・○ちゃんは本当は強いのね」 それでもこうしてやってこれたのはその当時の先生のおかげもあるし、 このように、明るいキャラの彼女や、周りの人のおかげなのだ。 そしてふとその言葉で思い出したのだが、確かに私は、当初、 「子供がいるから大丈夫。子供が私を支えてくれる みんなありがとう」 そう考えて、プラス思考で乗り切ろうとしていたかもしれない。 だから毎日の療育通いを休むことが自分の中で許せなかった。 「子供のためにがんばる」 それが私だった。 そしてそんな私の様子を見抜いたのは彼だった・・・ 彼とメールをするようになったのは、亡くなって11ヶ月くらいだったかな。それはやはり縁のある数字の日だった。→このことについてはいずれ書きます。 元々は同じ死別のMLのチャットがきっかけだった。 多分、その後電話するようになってから言われたんだと思うが、 私がすごく無理をしてるように感じたって・・・ 確かに私は不思議なことに、旦那が亡くなった瞬間から、 すごく「死」を認めているようなとこがあり、目が覚めて「あれ?旦那は??」みたいなことは一度もなかった。 すぐに死を受け入れて、それを踏まえたうえで、 私が今出来ること、やらねばならないことにすぐ矛先を変えた。 旦那の死を嘆くことより、今後というより、「今やらねばならないこと」をすごく意識していた。 確かに亡くなってすぐは東京に戻ってからの生活環境を整えなければならなかったから、落ち込んでる時間もなかったことは確かだ。 ・・・と同時に、旦那のことを考えないようにしていたのかもしれない。 彼は言った。 「○○は無理してる」 その一言は悔しかった。 自分の弱い部分を見透かされてるような、 知らずに作っていた自分自身の囲いが崩れていくような なんとも言えない複雑な気持ちになり、それを認めるのが怖かった・・ ・・と同時に、この人には嘘は付けない・・・と思った。 だからといって、すぐに甘え、弱さを見せることが出来る私ではなかった。 悔しくて、そんな自分を認めたくなくて、相変わらずのプラス思考で乗り切ろうとしていたのだった。 正直、私はそれしか方法を知らなかったのかもしれない。 それでも無口な彼は私の話をよく聞いてくれて、 優しく包み込むようなことをさりげなく言ってくれるので、 私はだんだんと心がほぐれていった。 そして、遅ればせながら、旦那のことで泣けるようになったのだった。 多分それまで実際何かのたびに泣いていたとは思うんだけど、だからといって、 気分が落ちてしまうことはそんなになかったような気がする。 ・・・というか、落ちないように落ちないように今思えばしていたのかもしれない。 それが、どうだろう。 いきなりドドドーーーン・・・と落ちて落ちて落ちて、泣いて泣いて泣いて・・の日々がやってきたのだ。 いつもいつも泣いていた。 今までこらえていた涙がとめどなく溢れ、それをいつも無言で受けてとめてくれたのが彼だった・・・ そのようなことがなかったら、私はどこかずっと無理をして生きていたのかもしれない。 だから私は彼と話をすると、自然と涙が出てしまうんだ。 おそらく心がほっと素に戻れるんだろうなあ。 そんな一番深いところを知っている彼だから、ますます離れられないのかもしれない。 今では子供のことで疲れてきても彼の電話で泣いてしまう。 死別仲間は、当時精神的に、薬を飲んでいる人が沢山いたので、 よくそんな話になった。 しかし彼は私に「病院へは行くな、俺が何でも聞いてやるから」 と言ってくれていた。 本当に彼に話せば私は何でも救われた。 おかげで彼と付き合っている間は薬を必要とすることはなかった。 (性格もあるのでしょう。) 一時別れたときには、多少薬を飲んだこともあったが。 そんなつながりの今の彼である・・・ 私は彼がいなかったらダメだったと思う。 彼がいたから、こうしていつも元気に過ごせる。 彼に助けられたから今がある。 本当にありがたいことだ。。。 そんなことを今日彼女と話していて思い出した。 今日、彼女に言えばよかったなと思ったことがある。。。 最近彼女はお父様を亡くしている。 元気に振舞っている彼女だから、ちょっと心配なのだ。 私のようにならなければいいなと・・・ 最初に思い切って泣いて欲しいなあって。 後で泣くのは溜め込んでいた分、時間がかかるし、落ち込みも更に激しいと思うから・・・ 人間、感情のままに生きて悪いことは何もないんだから・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.12.05 23:56:55
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