|
カテゴリ:2007 アマゾン
13日目 10/19 ニューヨーク~成田~羽田~高松
ふと夜中に目が覚める。 エコノミークラス症候群予防なのか飛行機の中を深夜徘徊している白人のおばちゃんがいてそのおばちゃんがぶつかって起きたのだった。お願いだから座っていてくれ。と思う。 前方のディスプレイを見ると、飛行機はちょうど南米大陸を抜け、大西洋に出るところであった。 さようなら。南米。 ![]() ![]() 食器を下げに来た現地採用?のブラジル人スチュワーデスがお盆をひっくり返してしまい、通路側に座っていたわたしの足にまともにコーヒーがかかってしまった! ひたすら謝るブラジル人のスチュワーデス。 やってしまったものはしょうがないし、ひたすら謝っているのでこちらも咎めることはしなかった。 とりあえず、タオルをもらって拭く。 右足の膝から下がズブ濡れ。幸い、客の残したコーヒーだったので火傷はなかったのだが、靴下まで濡れてしまい、なんとも気持ち悪い。 すると、日本人のスチュワーデスがやってきてまた必死に謝っている。 「別にもういいので、替えの靴下があったらください。」と言うと、『靴下のご用意はしていないのですが、ビジネスクラスのスリッパを持ってきます。』とのこと。 行きはカバンに着替えを入れていたのだが、帰りは邪魔臭いので入れていなかったのである。 しばらくしてスチュワーデスが戻ってきた。 『申し訳ございません。ビジネスクラスは満席で余ったスリッパはございませんでした。』「おいおい。だったら最初からそんな提案しなきゃいいのにー。」と思ったら、 『代わりの品と言っては難ですが、お詫びのしるしにこれをお納めください。』 「ん?何くれるんだろう??」と思いつつ、受け取ったのがこれですよ。これ! ![]() 「子供か!オレは!」と突っ込みを入れたくなったが、思わず笑ってしまった。 その後もこちらは何の要求もしていないのに「おやつセット」とかしょーもないモノを持ってくる。 こちらも呆れてしまい、「もういいですから。」と笑いながらスチュワーデスに言ったのだった。 これってスチュワーデスの笑い落とし作戦だったのだろうか? 行きとは違ってjまっすぐニューヨークに向けて飛行中。 だが、出発遅れが響いて2時間遅れで到着とのこと。 なんだかんだでコーヒーも乾いてしまった。 飛行機の中ってものすごく乾燥しているんですなぁ。ただ、かなりコーヒー臭い。 ![]() ところがまた途中で停止。 今から着くスポットにデルタ航空の飛行機がまだ止まっていてそれがどかないとつけられないらしい。「悪いのはあくまでデルタ航空。」というのを強調していたのが笑えた。 結局15分ほどかかって到着。 行きと同様、アメリカにまったく用はないのに入国審査を受ける。 英語がまったく通じないブラジル人客が多く、担当官はイライラしながら指で数字のジェスチャーをしたりして並ぶゲートを指示したりしていた。 わたしも指示されたゲートに並ぶ。 すると、わたしの前の日系ブラジル人の一家の書類に不備があったらしく、入国審査官が顔真っ赤にして怒っている。 日系ブラジル人のお父ちゃんは英語がわからず、これまた顔真っ赤にして怒っている。今にも胸倉掴み合いになりそうな勢いである。 結局その後ろで10分ほどわたしは待たされ、その前にあったことで入国審査官はわたしに対してもイライラしている。 『入国審査には必要ねぇよ。』とトランジットのカードを投げつけてきた。完全とばっちりである。 行きもそうだったが、やっぱりニューヨークはろくでもないところだというのが良くわかった。こりゃテロの標的にもされるわけだ。 子供のころ、『ウルトラクイズ』という番組が好きで、将来は出場して決勝のニューヨークまで行きたいなぁと思っていたこともあったが、今回のことで『ニューヨークへ行きたいかー!』と福留さんや福沢氏に言われても「いや、別に。行きたくないです。」と答えそうだ。 税関は書類をわたすだけでスルー。 ロビーに出る。 一応ニューヨークに来た記念。ということでyamyamさんとロビーの外を一歩だけ踏んで戻る。 2階に上がり、セキュリティチェックを受ける。行きとは違って女性の担当官ばかりで今回は怒鳴られることはなかったが、yamyamさんのカバンに入っていたビデオカメラのハウジングが詳しく調べられていた。 ![]() 前回、ロスの隔離部屋で水1本500円近く取られたので、その点についてはまともだ。 ゲートに行くと、やはり到着が遅れたので出発も遅れるとのこと。 ゲートのそばでしばらく時間を過ごす。 待合所にはこんなものもあった。パソコンを繋げるとメールが受信できるらしい。 ネットじゃなくてメール。というのがなんとも微妙だなぁ。と思った。 ひょっとしたら速度が遅いのかもしれない。 1分いくらでカード払いなので怖くて試すことはできなかった。 ![]() これだけ目の前に止まる空港も珍しいのでは?と思い、写真を撮る。 やっぱりジャンボはデカいなあ。 ![]() 案の定、頭上のケースはガラガラ。 ブラジルからの客は大半がここニューヨークで降りたらしく、ニューヨークからは別の客が乗ってきた。 ブラジルのときよりは多少客が多く、yamyamさんの隣も埋まった。 結局2時間ほど定刻から遅れて離陸。今回のツアー、まともに定刻どおり出発したのは最初の成田だけであとは結局すべてが遅れたのであった。 離陸してしばらく激しく揺れる。揺れが収まり始めると食事。 シーフードカレーである。 実は行きの飛行機でメニューに書いてあってちょっと楽しみにしていたのであった。 味はうーん。微妙。日本人が作るカレーの味ではなかった。ちょっと残念。 ![]() 映画を見て過ごすのが飛行機では一番いい時間の過ごし方かもしれない。 飛行機はカナダ上空である。 ![]() ![]() それにしても日本の地名で「蔵王山」だけ表示されるのはなんでだろう? ![]() 機内食は・・・もういいです・・・ ![]() 日本に帰ってきたのを実感したのであった。 ![]() 24時間の最狂のフライトだが、着いてしまえばこんなものかなーと思ってしまう。実際にはめちゃくちゃ疲れているんだが・・・ 荷物がなかなか出てこない。結局30分ほど待つ。 税関は何も聞かれずノーチェック。今までで一番カンタンだったような・・・ ロビーに出たところでyamyamさんと別れる。2週間お疲れ様でした。 帰りは実家に帰省することも考えたのだが、実家から成田へ行くのはカンタンなのだが、逆に成田から実家に帰るのは接続が悪くてかったるいのと、国際線と通しで高松まで買うと5000円で帰れる(通常2万。ただ国際線の当日しか通しで買えない)ので直行で帰ることにしたのであった。 スーツケースは宅急便で送り、身軽になってリムジンバスに乗り込む。 意外とリムジンバスが混んでてびっくり。 羽田から成田に行くリムジンバスはいつもガラガラなのになぁ。 週末だったが、意外と道路が空いてて1時間足らずで羽田に到着。 だが、タッチの差でひとつ前の便の受付が終わっていた。 もうちょっと荷物が早く出てくれていたらなぁ。 当初の予定の最終便で四国に戻ることになった。 羽田で3時間待ち。有楽町あたりに出て買い物。というのも考えたが、疲れていたので空港内の銀座ライオンで食事を取って時間を潰すことにした。 適当につまみを頼み、生ビールを飲む。 「なんじゃこりゃああぁぁ!!!」と叫びたくなるぐらい、つまみもビールもおいしい。 ブラジルの食事もおいしかったが、「日本の食べ物ってこんなにおいしかったのね。」とつくづく思う。 羽田から高松へ最後のフライト。 長時間のフライトばっかりだったので「え゛?もう着いたの?」という感じで高松到着。 空港の外に出るとものすごく寒い。10度ぐらいしかないらしい。 行くときは30度越えてて夏だったのに、帰ってきたら、たった2週間で冬になっていたのである。 結局サンパウロから33時間かかって自宅に着いた。 なんだかんだいろいろあったけど、無事帰ってこれた。 家も火事になってなかったし、水槽もまずまずだいじょうぶそうだ。 よかったよかった。 いろいろありましたが、アマゾン滞在中はいろんなものを見て、食べてホント楽しい毎日でした。 こんな貴重な時間を過ごせたのも無事に帰国できたのも今回のツアーのコーディネートをしていただいたThe Amazon Touchの皆様のおかげです。 お忙しい中、本当にありがとうございました。 というわけでこれにてアマゾン日記2007は終了です。 長いこと読んで下さった方はありがとうございました。 今日これを初めて読んだ方は全編をがんばって読んでください。 みなさんの『アマゾン日記200X』を読む日が来るのを楽しみにしております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.03 07:15:34
[2007 アマゾン] カテゴリの最新記事
|