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LUCKY BELLのブログ LUCKY BELLさん
十六分四十一秒物語 ヒユサンゴさん
2007.10.26
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カテゴリ:2007 アマゾン
サンミゲール村での食事後、ピラルクー漁を見せてもらう。

一旦母船に戻って川を下り、ピラルクーのポイント付近でボートに乗り換える。
ボートで水路に入っていく。
すると、岸沿いの白い鳥が一斉に飛び立った!「ロートロートローート」と歌いたくなる。(古い。)
水路はかなり浅い。ところどころで座礁してしまう。そのたびに降りて押してもらう。
水路のところどころで漁を終えた漁師のボートとすれ違う。みな笑顔だ。
座礁を繰り返しながらも30分ほどで水路の奥の島に到着。
岸に上がるといきなりピラルクーの頭が転がっていた。
よく見るとあたり一面、ピラルクーの残骸だらけ。
ここはピラルクー漁の最前線基地なのであった。
釣り上げたピラルクーはここで解体され、身だけ村に持ち帰るという。
最前線基地の裏側は広大な草原。牛が放牧されている。
草原の横に幅2キロ、奥行き1キロほどの湖があり、ここがピラルクーのポイントだという。
ときどきガボっという音がする。これはピラルクーが空気を吸いに来たときの音。
しばらく眺めていると湖のあたり一面からガボっという音が聞こえてくるのがわかる。
ものすごい数のピラルクーがここにはいるようだ。
午後ということもあってか、ピラルクー漁師のカヌーは3艇だけ出ていた。
ピラルクーはモリで突いて獲る。言わば、つきんぼ漁である。
網で獲れば一網打尽だが、それでは獲り過ぎて絶滅してしまう。
ちゃんと考えられた漁法なのである。

漁師は片手でモリを構え、片手でカヌーを操りながら湖を移動し、ピラルクーを探す。
こんな濁った湖でいったいどうやってピラルクーにモリを命中させるのだろうか?
たまたま目の前に浮いてきたピラルクーを突くのだろうか?
実際にどうやってピラルクーを獲るのか?とても興味があった。
ガボ!漁師のカヌーの20メーターぐらい前でピラルクが呼吸をした。
すると、漁師はピューーーンとモリを遠投した。まさに陸上競技のやり投げ状態である。
「ええ゛ぇ~?そんなんで命中するの??」と思ったが、ピラルクはたいてい数匹の群れで行動しているそうで一匹呼吸であがってくるとその周りに数匹はいるのでそのあたりにモリを投げれば命中するのだそうである。
と、理屈ではわかってもどう見ても闇雲にモリを投げているとしか素人目には見えない。

そうこうしているうちにモリが命中したらしい。ピラルクーを釣り上げる瞬間を見ることできるなんて幸運である。わくわくしながらカヌーを出してもらい、漁師を追う。
ピラルクーがカヌーを引きずる。
モリが命中してから弱らせ、船に引き上げるまで20分ぐらいかかるそうである。
他の漁師のカヌーも寄ってきてサポート体制に入る。
浅瀬に来たところで、他の漁師が水中のピラルクーめがけてモリを打つ。
モリを何本も打ち込めば逃がさず確実に取り込める。
ところが、他の漁師のモリがなかなか命中しない。そうこうしているうちに最初のモリがハズれ、ピラルクーは逃げてしまった。今回は最初のモリがピラルクーの尻尾に命中していたそうで、こういうケースはあげるのが難しいそうである。
「このヘボども!!!」逃した魚は大きかったのか、サポートに来た漁師を怒鳴っていた。
漁師もがっかり。われわれもがっかりである。

日が西に傾き、今日は諦め、明日またピラルクー漁を見せてもらうことにして母船に引き上げる。
アマゾンの夕日。金曜ロードショーみたい。(笑)
水深20センチほどの水路を進むと、そこらじゅうでシルバーアロワナが飛び跳ねる。
グリーンがかった身体に夕日が反射し、とても美しい。
ここでルアーで釣りしたらトップでガボっと入れ食いなんだろうなぁ。
水面スレスレに飛ぶ鳥。ものすごい運動性能。とてもかっこいい。
母船に戻り、夕食。テーブルにコックのおばちゃんの力作が揃う。
実にうまい。みんなガツガツ食っている。
夕食後、シャワー(水源はアマゾン川)を浴びてビールを飲んで気持ちよくなり、さぁ寝ようかな。と思ったところで『亀の産卵を見に行こう。』という話が出る。
「もう眠いし、やめとこうかな。」とも思ったが、せっかくなので行くことにする。

わたしたちとフェリックスさんの4人と船のスタッフ3人の合計7人でボートに乗り込み、月のない真っ黒闇の中を進んでいく。星がとてもキレイ。

浅瀬があるのにこんなスピードで大丈夫なのだろうか?

真っ暗闇の中をものすごい速さで点滅する物体が飛んでいく。飛行機にしては速すぎる。正体は蛍のように発光する昆虫。アマゾンはホントすごい。

ピチャピチャと水面が波立つ。魚の群れ。その直後、魚が何匹もボートに飛び込んできた。20センチぐらいの中型カラシン。船内はパニックである。足元に溜まった泥水を跳ね散らす。ようやく魚を川に返す。せっかくシャワー浴びたのにこの時点でドロドロである。

亀の産卵ポイント付近まで来たらしい。ここからは歩いていくという。
亀は夜間、砂浜で産卵するそうだ。

ところが、ボートから降りた瞬間、ズボズボっと足が膝まで泥に潜ってしまう。
ノボアイロンの悪夢再び。現地のスタッフは大笑いしている。
サンダルを救出してもらい、川で足を洗うとまた足が潜ってしまった。ダメだこりゃ。

産卵ポイントまでしばらく歩いていく。現地スタッフは真っ暗な中をどんどん歩いていく。
すると、向こうから懐中電燈の明かりが見える。
子供連れた爺さんだった。爺さんは怒っているようである。

以下結果からの推測による会話
爺さん『こらーーーオラの土地さ入って来るでねーよ』
スタッフ「亀の産卵見に来ただけなんですけど」
爺さん『そういってオラの土地の亀の玉子さ盗みに来たんだろー??』
スタッフ「俺たちをドロボウ呼ばわりするのかい?この人たちはるばる日本から来た旅行者なんだぜ」
爺さん『ドロボウとは言ってないけどさ・・・とにかく、さっさと出てってくれ~』
最後は爺さん、ちと弱気になったらしいけど、結局よそ者に入ってきて欲しくないらしい。
トラブるのはマズいのでボートに引き返すことになった。

爺さんの土地は昼間のサンミゲール村とは違うコミュニダージだったらしく、話がうまくいかなかったようである。
そこで、爺さんの土地とは対岸のポイントに変えることにした。

対岸のポイントに着くとスタッフは『地元の人に亀見てもいいか聞いてくる。』と言ってわたしたちを残し、姿を消した。真っ暗闇の中にポツンとわたしたち4人だけ残され、なんとも心細い時間を過ごす。
15分ぐらいしてスタッフが戻ってきた。『亀見てもいいって。』
それにしてもこんな夜更けに『すみません。亀見ても良いですか』ってやってくるほうもやってくる方だが、『いいですよ。』と返事してくれるほうも返事してくれるほうである。

残念なことに爺さんの土地の対岸には砂浜がほとんどなく、結局亀は見ることができなかったのでワニ見学に変更。
ライトを岸に照らすと赤い眼が二つ光る。そこらじゅうにワニがいる。なんともワイルドだ!

母船に戻ることになった。ちょっとホっとする。

ところが、帰り道でまた魚がダイブ!今度はデカい。なんと30センチオーバーのペーシュ・カショーロ!!「犬魚」の名前のとおり、すごい牙の持ち主だこんなのに噛まれたらシャレにならない。なんとか船外へ追い出す。
アマゾンはホント恐ろしい。

母船に戻り、蚊帳を吊ってもらい、ハンモックで就寝。
今日もいろいろあったなぁ。と思いつつ、眠りにつく。





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Last updated  2007.10.26 15:35:30
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