おしけんブログ

2007/10/30(火)21:22

アマゾン日記2007 10日目中編 ~コリドラスとの再会その2~

2007 アマゾン(58)

コリドラス第2ポイントに向け出発。 ジャングルの一本道をひた走る。この道はこのまままっすぐ2000キロ。ブラジルの隣国ヴェネズエラまで続いているそうである。 ところどころアスファルト舗装に穴が開いて土が吹き出している。 アマゾンの舗装道路の厚さはドイツのアウトバーンの1/13の厚さだそうである。 いくら薄くても舗装の厚さでは自慢にならない。 暑い国なのになぜアスファルト舗装なのだろうか。 東南アジアとかだとたいていコンクリート舗装なのだが・・・ スキーのジャンプ台?いえ、ジャングルの一本道です。 ところどころにあるイガラッペには橋が架かっている。 たまに写真のような看板も。イガラッペの文字を見ただけでわくわくする。 ジャングル一本道路からダートに侵入。 ほとんど穴は開いてないのでヘタな舗装道路より快適。 ただ、起伏が激しいので雨が降ったら登れないかも。 膨らんでいる電柱は実はシロアリの巣。ところどころにある。 ダートを走ること1時間弱。 あれ?こんな場所だったけ?迷ったかな?とか話ながらもついに2年前にも来た第2ポイントに到着!見た目はまったく変わっていないが・・・ このポイント、道路のすぐそばでクルマから降りたら即コリドラスが見れるのが実にすばらしい。ちょうど橋で堰き止められた形で浅いところは水深10センチほど、深いところは1メーターぐらいある。底はリオネグロサンド。まさに理想的なポイントだ。 ここでヒカルドンさんお手製のサンドイッチをいただく。おいしくて何度もおかわりをいただいた。 水辺では色とりどりの蝶が歓迎してくれた。 上流部には前回はなかった水草が!ニムファ系が多い。 このポイントは民家のすぐ横。 我々が泳いでいるすぐ横で民家の洗濯場では子供が洗い物のお手伝い。 アマゾンではちゃんとお手伝いする子供が多い。 子供が不思議そうに水中観察中の我々を眺める。 水中観察を始める。 うわっ!コリドラスがいっぱい!しかも前回より数も多いし、サイズも大きい! ツアーの予定変更による偶然とはいえ、同じポイントに2年ぶりに来ることができてとても幸せだ。しかも環境が変わっておらず、逆にコリの数もサイズも良くなっていたのがうれしい。 セミロングノーズ・ニュースーパーポタロエンシスの採取に成功! お約束の手に乗せて観察。やっぱり太陽光で見る現地のコリの輝きは違う。 観察ケースに入れて観察。キレイなコリです。 前回は見つけることができなかった真性ロングノーズも捕獲成功!! もちろんショートもいます。 ひたすら泳ぎまくり、水中観察を続ける。 丸太の一本橋の下が流木が詰まって急流状態になっていた。 ここで潜ってみるとプレコ発見!ブッシープレコだ。これ前回はいなかった。動画で撮影成功! 他にも真っ黒なロリカリアや真っ白なロリカリアも発見! ロングノーズのコリも急流が好きらしく、このあたりにいっぱいいる。 水温を測定。ここもかなり冷たく感じたが、25.9度。 あっという間に時間が過ぎ、マナウスに戻ることになった。フィールド観察はこれにて終了。余った食材や、不要となった網やプラケなどを子供にプレゼント 『アミもらっちゃったー!!』と大喜びで自宅に帰っていく。 これをきっかけに将来は熱帯魚漁師にでもなってくれたらうれしいなぁ。 帰り道、前回来た時にニュースーパーポタロがいっぱいいたポイントに寄ってみる。 相変わらず流量豊富なイガラッペのままであったが、コリの姿はまったく見えない。 前回来た時は倒木が堰き止めるような形になったいたが、現在は倒木がなくなり、普通に流れるイガラッペになっていた。 同じ場所でもこういったちょっとした条件の違いで、コリがいなくなってしまうのである。 コリドラスがいる場所=イガラッペが堰き止められ、少し深くなって流れが緩やかに場所。という条件が必要なのではないかと今回のツアーで気づいたのであった。 つづく。

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