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カテゴリ:出張
盆休み明け、高知に出張に来ました。
高知に来ると、いつも気になる道路の標識 ![]() コアゾーンも意味不明です。汗 今年は大河ドラマ『龍馬伝』の大ヒットのせいか、高知の街には観光客が溢れ、宿も取れにくくなっています。 この出張でも、いつもの宿は満室で、初めて泊まる宿を取ったのでした。 その場所は高知の浦戸。坂本龍馬の銅像のある桂浜のすぐそばの漁師町です。 ![]() 今回は食事つきで予約しました。 ![]() 食後、部屋でまったりしていたら、ファン・ファン・ファーーーンと特徴的な汽笛が聞こえてきました。 こりゃ客船の出港だな。と思って港を方を見たら『ふじ丸』が出港するところでした。 ![]() まさにこの汽笛でした。↓(注意:音が大きいです。) ![]() ![]() ふじ丸の汽笛 出港するときに鳴らす『別れの長三声』という汽笛です。 岸壁で見送る人に「行ってきます。」という意味で鳴らすもので、最後の3音目は余韻を残す感じで長めに鳴らすのが慣例となっています。 この浦戸という町は漫画家の西原理恵子の出身地なのです。 西原理恵子はわたしが好きな漫画家のひとりでして、テレビのコメンテーターとして出てくると、 『四万十川の沈下橋?あそこは毎年軽トラのじいさんが橋から落っこちて死ぬんですよ。欄干がないから。高知では人の命より橋の方を大事にするひどいところなんです。』 高知名産のゆずを使った寿司を食べながら一言 『何これ?ゆずの味しかしない。素材の味が台無し。』 などなど遠慮なくボロクソに言いたい放題けなすので大好きです。笑 ![]() 西原理恵子の『ぼくんち』などの作品には西原理恵子が生まれ育ったこの浦戸の町が題材としてよく使われています。 『浦戸は小さな港町。空き地では抗争が始まるし、親は子どもを殴るし、暴力は連鎖してゆく。私たちはそんな中で必死に気配を消して逃げ回っていた。』 『浦戸ではやることがないので、男の子は放火してみたり、造船所でトルエンを盗んだりしていた。』 などなどボロクソに描かれています。汗 いったいどれだけひどいところなのか一度見てみたかったんですよね。笑 翌朝の今朝は早めに起きて浦戸の町を散歩してみました。 ![]() ![]() トルエンが盗める?造船所もこの先にあります。 ![]() (幼少期に、ばあちゃんと市場に落ちている魚を拾って命を繋いでいた。というエピソードがあります。) 海側から見るとこんな感じ ![]() 西原作品で良く太い線で描かれる『浦戸のおうち』の絵はこんな感じですよね。 まさに『海と山に挟まれたへばりつくような町』ですね。 という具合で別にヤバい街でもなんでもなく、ごくごくありふれたのんびりとした漁師町でした。 高知は四国の中でもわたしが一番好きな街なんですよね。根性悪い陰険な香川と違って、高知はどこ行っても、人の感じが良く、気持ちよく仕事して帰れるので好きなのです。 四国の中では唯一、高知だったら住んでもいいなぁ。といつも思います。 そんな高知がなぜ西原作品でボロクソ描かれるのか不思議だったのですが、どうも、いろんな人の話を聞くと、西原理恵子の家だけ特別貧しかっただけ。というのが事実みたいですね。 今日はいつもの絶景露天風呂の宿が取れました。 ![]() 先月、死に掛けたのはこの海です。汗 晩御飯 ![]() 別にいつものご飯でもいいのですが。笑 今日も魚中心でおいしかったです。 さて、明日は出張最終日。今日と変わらず暑そうなので早く寝ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.22 21:54:40
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