内と外
コンビニ人間 (文春文庫) [ 村田 沙耶香 ]価格:693円(税込、送料無料) (2025/4/27時点)楽天で購入コンビニでしか働いた事がない主人公30代独身女性。コンビニという箱の中での働きぶりは右に出るものはいない。音や空気までは敏感に聞き分け嗅ぎ分ける。そんな主人公にとっての世界はコンビニで一歩外を出るとそこは知らない道の世界、外となる。しかし、外の世界の30代女性は恋愛、結婚、出産、子育てなどの会話が飛び交う世界。そこに自分の居場所はない。外の世界の女性からすると主人公の女性こそが外の世界の住人なのだ。違うのは少数か多数か。内と外の境界線はどこにあるのか?隔てているものは何なのか?内がいいの?外がいいの?さぁ自分の世界はどうでしょう?