2006/05/13(土)09:53
私の経験したパソコントラブル その1(CPUのコア欠け)
○ 肉眼ではわからないほどのコア欠け
ちょっとマニアック(死語?)なトラブルですが、下の写真見てください。(この写真じゃ判断できないんですが)
これは、AMD社製CPU、Athlon1700+の写真です。Thunderbird(サンダーバード)コアと言われた正方形のコアが特徴で、コアは写真のように剥き出しです。
バリバリの3Dゲームでもしない限り、今でも十分使えるCPU、中心の正方形コアの左上部分、ごくわずかにコアが欠けています。
☆ もうこれで正常動作はしません。
CPUクーラー取替えの際に別のAthlon2200+でもコア欠けさせたことがあります。
今のメインPCのCPUもコア剥き出しのAtholnXP3200+です。
○ パーツ交換の際のトラブル
パソコンのパーツ交換の際は、PC本体を横に寝かせてPCケースの横フタを外すんですが、この時、床に寝かせたときに、CPUクーラーで傷ついたんではないかと思います。
コア欠でどうなるか?
症状は電源を入れるたびに、BIOS画面で停止したり、BIOSのメモリテストで停止したり、Windowsが起動したかと思えば、ブルー画面やフリーズなど様々なんですが、起動した場合、BIOSやWindowsはメモリエラーのメッセージを出すことが多いので、メモリ関係のトラブルと勘違いします。
当時は、コア欠とはわからず、1日中、まあイロイロやってみました。
そのうち、BIOS画面も出ず、スイッチ入れてもPCはファンが回転しているだけという状態になりました。
○ わからないコア欠
通常、パーツ交換して直ぐに異常が出れば、交換したパーツを疑います。
しかもCPUはCPUクーラーの下ですから、CPUクーラーを外さない限り状態はわかりません。CPU異常は、メモリエラーメッセージにだまされてなかなか判断できないものです。
CPUクーラーを外したとき、CPUクーラーには金属の非常に微小な粉がついており、「コア欠け」がわかりました。
肉眼では、「えっ!こんなんでダメなの?」という位のごくわずかな欠けですから、にわかにCPUがダメになったとは信じられませんでした。
○ 今のPentium4、CeleronやAtnron64は大丈夫
今のPentium4やAthlon64はコア剥き出しではないので危険性は少ないと思います。
ちょっと前のPCは要注意
しかし、PentiumやCeleronでも少し前まではコア剥き出しでしたから注意が必要です。
コア剥き出しだったPentium3やCeleronを搭載したPCを使っている人はまだかなり多いはず。
少し前のPCをメモリ増設なんかで本体を横にしたりする場合は慎重にやりましょう。
また、肘を本体にぶつけたりして、内部のマザーボードが揺れるような衝撃を与えた場合もコア欠けは発生する可能性があります。
このコア欠けによるトラブルがどのくらいあるかわかりませんが、どちらにしてもパソコンは精密機械ですから、取り扱いは丁寧にしなくてはいけないということですネ。
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