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テーマ:パソコンのトラブル(533)
カテゴリ:パソコン関連のおためし
昨日、本屋で日経WinPCという雑誌を見ていると、AM2ソケットAthlon64とDDR2メモリの組み合せの気になる記事が掲載されていましたので、買ってみました。
この記事によるとAM2ソケットAthlon64とDDR2メモリの組み合わせで注意をしなくてはいけないケースが発生しているようです。 ○ DDR2メモリのスピードが遅くなる? Athlon64プロセッサと組み合わせるDDR2メモリによってはメモリクロックが定格どおり出ないというケースが報告されています。 AM2ソケットAthlon64の場合、組み合わせるCPUとメモリの種類によってメモリ定格どおりの速度が出ないようです。 ○ メモリコントローラーとメモリが直結されていることが要因 AM2ソケットのAthlon64やSempronプロセッサはCPUとメモリが直結され、これによりDDR2メモリのパフォーマンスを直に出すことができるんですが、メモリとの同期はCPUの実クロック周波数を整数で割ったものがメモリのベースクロックになります。 DDR2メモリ内部では一度にReadWriteするデータはDDRメモリの2倍、これで2倍の転送スピード400Mhz×2=800Mhzを実現しています。 このため、DDR2-800メモリは単純にDDR400の2倍のスピードがあり、転送スピードはデュアルチャンネルで使うと約12.8 GB/秒、シングルチャンネルでは6.4GB/秒になります。 ところが、Athlon64のクロックによっては、この整数で割る時に定格に収まらずメモリクロックが落ちてしまうわけです。 例えば、Athlon64×2 5000+(2.6Ghz)とDDR2-800で見てみます。 1 2600Mhz÷6=433.3Mhz 2 2600Mhz÷7=371.4Mhz 1の場合、DDR2-800メモリの定格400Mhzをオーバーしてしまうので、CPUは自動的にメモリスピードを371Mhzに抑えてしまい、実質DDR2-742(371Mhz×2倍)相当にしかならないようです。 例えば、私の使っているAthlon64×2 3800+をCPU-Zというフリーソフトで調べてみると、DDR2-800メモリのベースクロックは実クロック(2.0Ghz)÷5=400Mhzとなっており、定格どおりで動作しています. ○ 具体的組み合わせ 雑誌によると、DDR2-800メモリの場合、Athlon64の実クロックが2.0Ghz、2.4Ghz、2.8Ghzであれば定格動作、DDR2-667だと2.0Ghzがピッタリだが、2.6Ghzの場合は低下の度合いは少ないとのこと。 雑誌に掲載されていた各クロックのAM2版Athlon64とDDR2メモリの種類の組み合わせた場合の実際のメモリスピードは以下のようです ◆ デュアルコアAthlon64 DDR2-800 DDR2-667 DDR2-533 FX-62(2.8Ghz) 800Mhz 622Mhz 509Mhz 5000+(2.6Ghz) 743Mhz 650Mhz 520Mhz 4800+(2.4Ghz) 800Mhz 600Mhz 533Mhz 4600+(2.4Ghz) 800Mhz 600Mhz 533Mhz 4400+(2.2Ghz) 733Mhz 629Mhz 489Mhz 4200+(2.2Ghz) 733Mhz 629Mhz 489Mhz 4000+(2.0Ghz) 800Mhz 667Mhz 500Mhz 3800+(2.0Ghz) 800Mhz 667Mhz 500Mhz ◆ シングルコアAthlon64 DDR2-800 DDR2-667 DDR2-533 3800+(2.4Ghz) 800Mhz 600Mhz 533Mhz 3500+(2.2Ghz) 733Mhz 629Mhz 489Mhz 3200+(2.0Ghz) 800Mhz 667Mhz 500Mhz ソケット939のAthlon64はDDRメモリなのでこのような問題は発生しないらしいんですが、AM2ソケットAthlon64でこんな現象が起きていたとは・・・つゆ知らなかった。 ○ 上位CPUのメモリスピードの方が遅くなるケースが出てくる 上の組み合わせ例で行くと、Athlon64 5000+であれば、DDR2-800は743Mhzで動作しており、800Mhzで動作しているワンラン下のAthlon64 4800+のメモリスピードより遅いということになります。 ○ 実質問題はない しかし、この程度の差であれば、通常のパソコン使用ではその差は全くわからないと思います ただ、Athlon64プロセッサとDDR2メモリとの組み合わせでメモリクロックがどうなるかは知っておく必要がありますね! この状況についてこれ以上書いていると、長くなると思いますので、明日のブログでもこの現象についてもう少し記述することにします。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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初めまして、伊藤と申します。
あまり知識はございません。 ご質問させて下さい。 近いうちに、まさにこの 5000+ とDDR-2 800を買おうとしている者です。 PV3という地デジキャプチャをメインに 歌番組など5分くらいの 動画エンコ用専門機として使います。 4800+ を買った方がいいということでしょうか? それとも動画のエンコードを考える場合は やはり5000+の方が総合的にはいいのでしょうか? 教えて下さい、宜しくお願いいたします。 (2006年08月17日 22時29分01秒)
伊藤さん
>近いうちに、まさにこの >5000+ とDDR-2 800を買おうとしている者です。 >PV3という地デジキャプチャをメインに >歌番組など5分くらいの >動画エンコ用専門機として使います。 > >4800+ を買った方がいいということでしょうか? >それとも動画のエンコードを考える場合は >やはり5000+の方が総合的にはいいのでしょうか? >教えて下さい、宜しくお願いいたします。 ----- う~ん難しいですね。 DDR2-800メモリはイロイロ調べると、Athlon64においては、動画エンコードはDDR2-667、533と比べ明らかに高速です。 CPUのクロックアップを前提にするなら4800+とDDR2-800になるでしょうが、ノーマルで使う場合、5000+と4800+のクロック差を考えると、DDR2-800が743Mhzで動いたとしても、5000+の方が早いのでは?と思います。 タダ、私の検証では、743Mhzと800Mhz程度の差であればほとんど気にする必要はないといえます。 (2006年08月17日 23時02分28秒)
早速のご返答ありがとうございます!
クロック差を考えると わずかばかりは5000+の方がイイということですか。 5000+と800、買って損はないですよね? (2006年08月17日 23時22分46秒)
伊藤さん
>5000+と800、買って損はないですよね? ----- 通常のアプリを使う上ではDDR2-667とDDR2-800の差はほとんどありませんが、動画エンコードではDDR2-800は威力を発揮します。インテルのプロセッサではFSBがネックになりDDR2-800のメリットは全くありません。 現段階でDDR2-800メモリを導入する場合、動画エンコードのメリットと将来性を「買う」ということになると思います。 ちなみにAhtlon64×2 5000+でDDR2-667を使った場合、650Mhz動作になりますので、650MhzとDDR2-800の743Mhzでは100Mhz近い差が生まれます。 これを考えると、やはりDDR2-800のメリットは大きいと言えますね。 Athlon64×2 5000+を導入し、FSBを210Mhz程度までクロックアップ可能であれば、CPUは2.7Ghz、DDR2-800は774Mhzで動作することになるので、相当なパフォーマンスアップになると思います。 (2006年08月18日 10時55分38秒)
ご丁寧な開設を本当にありがとうございます!
感謝しております。 5000+ と 800を導入してみようと思います♪ さくさく動くことを楽しみにして♪ ちょくちょく拝見させていただきますね(@^-^@) 本当にありがとうございました! (2006年08月18日 23時42分15秒) |