|
カテゴリ:宇宙
きのう東広島で五木寛之氏の講演会があった。主催は、東広島こころ塾および青少年育成東広島市民会議。たいへんな人気で希望者が1400人にもなったので、予定会場には入りきれない。そこで抽選になったのだそうだ。ものぐさ仙人は当選のおこぼれに与った。
五木氏は1932年生まれだがら、72歳。仙人より少々?年上だ。 まず見習わねばならないのは、グレーとはいえ髪がふさふさし、遠目だが表情が若く、体形も細めだったこと。平均年齢が高い会場だったけれど、それでも大部分が五木氏より若かったのでは?とすると、みなさん、爺さん、婆さんらしくしすぎるよ。 演題は「日本人の忘れ物」。90分に及ぶ長い話だから、的確に要旨をまとめることなんて難しい。ご本人が「あとでなにか一つ思い出してもらえれば幸い」と言っていたので、お言葉に甘えて一つ? とは言っても演題から離れすぎはよくない。「忘れ物」とは、わたしの言葉に置き換えれば、精神的な「無駄」のことらしい。日本人は戦争後、「無駄」と称して、精神を含めた合理化を推し進めてきた。そこに今日の日本の精神的な状況がある・・ 「光」と「影」、仏教で言う「慈」と「悲」、「プラス思考」と「マイナス思考」・・こういう対立する二面があるとき、戦後のわれわれは「影」を抹殺し、「悲しみ」で涙を流すことを制し、「マイナス思考」は無駄なことと捉え、明るい面だけで「理想郷」を築こうとした。だが、そんなことはあり得ない・・ ぜひ「影」、「悲」、「マイナス思考=憂鬱」などなど、と対面し、ちょっとの間落ち込んでもよい、それは正常だ。いつもいつも笑ってる方が異常。そして「薬」に頼ることはいけない・・ 話の一つが伝わったかどうか分からないけれど、宇宙はなぜ生命を誕生させるのだろう?それを説明できるか?自然科学は説明できると信じているが・・(これは五木氏の講演でない) 会場の緞帳
(撮影禁止だったので我慢してください) ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[宇宙] カテゴリの最新記事
|