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カテゴリ:大学
すでにお察しの方もあろうが、仙人は長い間大学教員をやっていた。その間に講義した学生数は、カウントしようもないが、卒業論文、修士論文、博士論文を指導した学部生や大学院生の数は、カウントの仕方にもよるが、100名を超えようか。
H大学では、学生の95%以上が親元を離れていた。だから、食事をどうしているかをとくに気にしていなくても、自然と日常の会話に表れてきた。指導した学生は女子学生の方が少なかったとはいえ、一般に女の子は食事の裏側を教えてくれなかった。 80年代には、まだ女の子の方が「家事」にマメだったという印象があるが、90年代になって男女の区別が無くなった。 80年代のエピソードとして、マメにお弁当を作ってくる女の子がいた。その子がある日突然、研究室の男の子(特定個人)にお弁当を用意してきた。お弁当を差し出された男の子の当惑ぶり。今でも思い出すと微笑んでしまう。まあ、結婚はしなかったけどね。 90年代で覚えているのは、お弁当を作ってきた男の子。学生たちとわたしは、よく一緒に大学食堂に出かけた。あるときその男の子がお弁当を持参して参加。女の子がお弁当を覗き込んで冷やかした。悪気はないのだけど、その女の子は「家事」について「正体」を見せなかった。 しかし、外食には外食の苦労がある。学生食堂、コンビニ、お弁当屋、焼肉屋などなどをまわっても、すぐにローテーションが2周目に入ってしまう。男子学生は、車に乗ってよく遠くまで出かけていた。なんでそんな遠くまで行くのと思った。 だから、「手料理」にはことのほか敏感だった。大量生産といおうか、大衆向けといおうか、そういった味付けに比べ、たとえ「失敗作」でも、「手料理」の味付けは新鮮だったようである。 関連して、男子大学院生がまとめたレシピを紹介しよう。あなたはどんな感想をもつ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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