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カテゴリ:宇宙
「われわれ」の宇宙の年齢は、137億歳だそうだ。その誕生から10億年あとを示す銀河の集団を発見したという、きのう、今日のニュース。
一口に100億年とかいうけれど、人の一生を長めに見積もって100年としても、ちょうど1億倍。あまりにも長すぎて、「経験」とかいう感覚を超越している。だが、その状態が快いのか、このニュースがテレビや新聞をにぎわす。「政争」とか、「戦争」とか、「不良債権」とか、そんなものを宇宙時間で押し潰してしまえ! このニュースをもたらした望遠鏡は、日本がハワイ島のマウナケア山頂に設置した「すばる望遠鏡」である。口径が8.2mあり、世界でも有数の望遠鏡。アメリカが大気圏外に打ち上げたハップル望遠鏡が、予算が削られて修理できなくなり、やがて放棄されるようなので、すばる望遠鏡の役割が増すかも。 すばる望遠鏡を設置するにあたっては、設計に必要なデータを得るために、その5分の1の望遠鏡(口径1.5m)が、東京・三鷹市の旧国立天文台に制作されたという。しかし最近ではその役目を終え、昨年4月1日から広島大学の所属となった。 さて所有主が広島大学になったのはよいのだが、それを収める天文台を造らないといけない。さらに、造る場所の空気が澄んで安定していないといけない。安定しているとは、「星が瞬かない」ことである。あちこち調査したらしいのだが、白羽の矢が立ったのは、なんとわが家の左手に盛り上がる(そびえるではない)山にある「福成寺」という場所である。福成寺は、奈良時代の開基と伝えられる真言宗の古刹である。 そういえば、家の前から星空を見上げたとき、星がきらめきもせず夜空に張り付いていた。 東広島市、福成寺山門 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月28日 17時53分26秒
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