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カテゴリ:環境
![]() 人には「高所願望」というのが確かにある。空と天、あるいは天国が合体し、ときに政治的権威、ときに宗教的ユートピアを象徴したりする。 高所願望と裏腹なのが、「高所恐怖症」。だが、「症」が付いていることが示すように、急に個人的の、下世話の話になる。これが、高所恐怖症が「評価されない」理由なのかもしれない。本当は、樹上から地面に降り立ったヒトの自然の感情なのに・・ 写真は、あるホテルの最上階にある宴会室から見えた展望。高所願望をくすぐって、商売繁盛を狙う。高層マンションを含めて、高層ビルの最上階は最近の流れ。3、40年ほど前には、正面の東京タワーのように、タワーが展望の主流だった。 実は私は、「高所恐怖症」。一時は抑えられていたが、年を重ねるほどにまた「悪化」した。にもかかわらず、日本の山にはずいぶん登った。それも山頂を目指す「ピークマニア」。そこから展望された幾重にも重なる山並みと、高層ビルの最上階から展望されるビルの凸凹は、どこが同じで、どこが違うのだろう。 これは一昨日に書いたテーマと同質のもの。それはどちらが人間的で、どちらが非人間的かと言うことである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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