メモ2024年1月■冬の空*冬の空嫁してこの地に五十年 *これがまあ初景色かと能登のなえ *俳号をまだ決められぬ初句会 *元旦や能登半島に大なえ来 *正月や能登に救助の朱の衣 ■2024年2月■節分 *節分や鬼は我が身に住みにけり *吾に住まう鬼に豆討つ夜さりかな *霜柱音さくさくと母若し *昨日より冬芽ふくらむ散歩道 *自販機の音震えおり寒昴 ■2024年3月■雛祭 *雛祭娘は四十半ば過ぎ *押絵雛残して大正生まれ逝く *雛納め残る畳の広さかな *春風や乙女の髪をなびかせて *三月や浪花に鬢付け油の香 ■2024年4月■四月馬鹿 *答弁の白々しさよ四月馬鹿 *今年より後期老人万愚節 *春や春孫青春の真中なり *花冷えや大谷ショック嘘であれ *不祥事の水原通詞春疾風 ■2024年5月■苺 *石垣の熱受け止めし苺かな *叔父二人南方で死し黄砂降る *若葉風県超え続く遍路道 *薫風や独り遍路の肩を押す *緑にもいろんな緑ある五月 ■2024年6月■走り梅雨 *六月や今年も半分過ぎにけり *ゆく春や牛久大仏濡れそぼる (短冊を忘れたので2句のみ提出) ■2024年7月■半夏生 *半夏生無人となりし生家かな *番傘の音ジワジワと半夏雨 *「ばばへら」の名の氷菓あり旅の味 *青蚊帳で燃やす蛍の命の灯 *マスクなき世のありがたさ七月来 ■2024年8月■墓参り *墓参り知らぬ先祖の多きこと *蝉時雨恋しき人はみなあの世 *冷たくば水さえ甘し夏の午後 *戒名はいらぬと父の墓参かな *饒舌な五輪選手や夏の空 ■2024年9月■新米 *新米や菜(さい)は漬物だけでよい *秋暑し道路工事の多き事 *人がみな正気に戻る九月かな *髪切って涼しさを待つ九月かな *思い出も込みで仕舞わん秋の蚊帳 ■2024年10月■栗 *栗茹でて我にふるまう母老いぬ *栗山に子等の声した昔かな *台風にテレビ番組取られけり *夕飯の材料を買う秋涼し *長月や絵のごと立ちたる里の家 ■2024年11月■ *秋深し障子の影の濃かりけり *柿食うや縄文人と一つづき *人住まぬ家に今年も柿紅し *古寺の鐘の音(ね)ふたつ秋惜しむ *ゆく秋や女の墓の小さきこと ■2024年12月■ *重ねしは七十五回十二月 *着ぶくれておしくらまんじゅ昭和の子 *自販機はぬくいと感ず夜寒かな *北風や高いビルにも並木にも *幾千の光またたく師走の夜 *マスクには陽向のにおい小鳥来る *年越しの時計こちこち闇深し *ゆく年や十大ニュースを考える ■2025年1月■ *五十年夫婦で生きて正月来 *若水を買う自販機に朝日さす *髪白き女の姿初鏡 *父母がいた正月遠く我老いぬ *初春や「天楽」の名の飯屋あり ■2025年2月■ ■2025年3月■ *木蓮のランプのごとく咲く夕べ ■2025年4月■ *痩せようと痩せなければと四月馬鹿 *ダイエット食後に誓う万愚説 *万愚説国会答弁白々し *来年を考えている花見かな ■2025年5月■ *ゆく春やゆるゆる進む郵便車 ■2025年6月■ *玉ねぎの白さまばゆく夏は来ぬ *走り梅雨袖の長さの色々と *走り梅雨堀の白鷺樹の下に *破れたる内臓のごと枇杷踏まる *内臓の潰れたるごと枇杷踏まる ■2025年7月■ *炎昼や影を探して立ち話 *影探し立ち話する夏の午後 *陽向水たらいに入れて待つ夕べ *七月やマスクはずして深呼吸 *掘割に波紋広がる半夏雨 ■2025年8月■ *誰もかも亡き人となり蝉時雨 *空に雲地に逃げ水の夏の午後 ■2025年9月■ ■2025年10月■ *だんじりや赤き提灯くぐりゆく ■2025年11月■ ■2025年12月■ *雪解けの水音高し柿田川 *山茶花の咲く坂道やペダル漕ぐ *福娘髪黒々と渡す笹 *遠き日や蜜柑ひとつがお年玉 *初春や乙女の髪の豊かなり *白梅や乙女の髪の黒々と *力士見る映画の帰り春の午後 埋火のぬくみの恋よ五十年 *見あぐれば柿の実青し空青し *窓見れば初景色なる古墳かな *木蓮やランプのごとく咲きにけり *玉ねぎの艶めいて今日夏来る *長袖と半袖混じる走り梅雨 *虹の果て幸せありと歌のいう *気休めと知りつつかける夏マスク *牛は茄子馬は胡瓜の盆支度 *見あげれば泰山木の花白し *服一枚重ねて梅雨の最上川 *そこここに賢治いるなり梅雨晴れ間 *立秋やそよとも風の立たぬのに *春風や地図で旅する温泉地 *近江路や芭蕉も見たり春の湖(うみ) *幼子の瞳にうつる桜かな ■2026年月■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ■2023年1月■初景色 *痩せようと痩せなければと初鏡 *時進む音聞こえおり去年今年 *書初めや生き物の如墨走る *家康の話始まる夜寒かな *北国の兵も見るらん初景色 ■2023年2月■春浅し *春立てど上着重ねて朝の駅 *冬去れと唱えて眺む西の空 *探梅や今暮れんとす佃島 *二月や椀に広がるとろろ昆布 *町角の飛び出し坊や春浅し ■ 2023年3月■桜 *じわじわり桜前線一歩ずつ *約束をしているように待つ桜 *桜待つ去年と同じように待つ *退屈を飼いならしてや二月尽 *三月や防災用具確かめる ■2023年4月■豆の花 *浮かぶ日も沈む日もあり豆の花 *足るを知ること考える桜かな *春の日を持て余しつつ老いにけり *春眠や暁知らず鳥の声 *豆の花ほめられもせず咲きにけり ■2023年5月■風薫る *我の身を緑に染めて風薫る *筍よゆっくり育っていいんだよ *風薫る無人の家の猪(しし)囲い *ゆく春や赤子の寝息健やかに *人住まぬ家につつじの紅く燃ゆ ■2023年6月■蛍 *ほーほーと蛍呼ぶ声闇深し *父母がいて妹がいた蛍の夜 *城跡に草深々と夏は来ぬ *五月雨の音静かなり外は闇 *朝焼けや燕(つばくろ)低く飛びにけり ■2023年7月■蝉 *よろめきつ蝉は歩めりアスファルト *百歳の夏は越さざり母逝きぬ *夕涼み口笛流る闇の中 *今日という日に別れいう夏の真夜 *まな板に焼き茄子の肉くずれおり ■2023年8月■打水 *打水や読経沁み込む庭の緑(あお) *昼寝より目覚めて頬に畳の目 *我の名に「和」の文字ありて終戦日 *敗戦日知らず生まれて古希過ぎぬ *八月や争いのなきこと願う ■2023年9月■秋涼し 本人のコロナ罹患で休み。 ■2023年10月■秋の七草 *ひそやかに秋の七草店の奥 *撫子やサッカーチームの名で咲けり *新しき服用意して九月尽 *いくつ迄この家に住む九月尽 *ばら寿司は母が先生秋祭 ■2023年11月■七五三 *「ひぼおとし」母の言葉よ七五三 *履きなれぬ草履に涙の七五三 *郵便車柿の木の下通りけり *行く秋や予防注射の跡かゆし *高虎も芭蕉もみたか伊賀の秋 ■2023年12月■クリスマス *老夫婦夕餉魚のクリスマス *M1(えむわん)の結果待たるる師走かな *良きことも悪しきもありて年暮るる *靴下の色選びおり年の暮れ *冬ざれや「昴」歌いし人逝きぬ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ■2022年1月■初春 *初春や医師の衣に日の光 *七種(ななくさ)や古きしきたり爪を切る *口紅をひくこともなし去年今年 *旅人を迎える富士の峰白し *仰向けで思いを飛ばす初メール ■2022年2月■春近し *熱き茶と柔らかき菓子春近し *二月やワクチン三度体内へ *夕間暮れ我が誕生日ある二月 *綿入れの羽織を見ずに二十年 *春隣り川柳ひねる父の顔 ■2022年3月■雛祭 *マニキュアの赤きを愛でる二月尽 *雛納町内会の役終る *戒名の無き父の墓土筆生ふ *人住まぬ家にも巡る雛祭 *街の色にわかに変わる弥生かな ■2022年4月■桜 *散りぬれば はや思い出の桜かな *春色の衣まといて街ゆかむ *二またに流れる川あり桜(はな)の下 *花冷えやエースナンバー孤独なり *花終わりはや来年の花を待つ ■2022年5月■鯉のぼり *老農の鎌研ぐ姿麦の秋 *五月雨を受けて古墳の緑冴ゆ *ゆったりとローカル線に風薫る *艶めいて新玉ねぎの白きかな *にわか雨慌てて下ろす鯉のぼり ■2022年6月■田植え (休み) ■2022年7月■梅雨 *昨年もこうであったか梅雨寒し *我もまた自然の一部草いきれ *手に痛し胡瓜の棘に朝の露 *水茄子の色さえざえと朝の膳 *孫十九眉濃く丈の高き夏 ■2022年8月■立秋 コロナで休み。 ■2022年9月■立秋 *青き目の人も等しく秋立ちぬ *秋立つや爆撃の地の人の影 *立秋やコロナの勢いおさまらず *いつの間に秋は来たのか窓暗し *台風の過ぎてテレビに歌戻る ■2022年10月■秋の風 *納得はいかねど頷く秋の風 *何食わぬ顔の石仏秋の風 *カラオケでぐっと来る歌探す秋 *秋風や長患いの母逝けり *秋雨や羊歯を濡らして土に落つ ■2022年11月■冬隣り *秋深し娘に白髪あるを知る *下積みの長き芸人秋深し *庭古(ふ)りて柿の木高き夫(つま)の生家(いえ) *自販機の熱き茶選ぶ冬隣り *雄鹿の眼(まなこ)真すぐに我を見る ■2022年12月■年迫る *味噌汁の味わい沁みて冬来る *障子張る家も減りゆく令和かな *あれこれと薬揃えて年迫る *洗いたるマスクに残る陽の匂い *御堂筋灯りまばゆく年迫る 2021年1月~2月■昨年12月よりコロナで句会中止 ■2021年3月■ *初雪や予防接種のあと痒し *友逝きてはや一年の弥生かな *三月や大正橋に地震の碑 *春風や流行(はやり)病を連れてゆけ *(2020年 コロナ禍) 春風や豪華客船留め置かれ ■2021年4月■桜 *桜咲く盆と祭のように咲く *咲き初めし桜の下に落椿 *明日咲くか明後日咲くか桜花 *幾星霜生きたか地を這う老桜 *玉の緒よ絶えなば絶えねと桜咲く ■2021年5月■ ■2021年6月■コロナで休み ■2021年7月■ *カレーには辣韭(ラッキョウ)がよし夏来る *梅雨寒むやワクチンの跡しかと見る *ワクチンが体内に入り夏来る *抗体を得て七月の風吹きぬ *七月やワクチン注射跡重し ■2021年8月■敗戦忌 *風熱し客なき五輪開かれぬ *饒舌な五輪選手や風熱し *敗戦やもんぺで作ったいもの味 *ゴマ塩が欲しいと便り終戦忌 *夏の日の学徒動員握り飯 ■2021年9月■秋の山 *秋風や父の横顔子規に似て *弱りくる目をいたわりつ読書かな *犬連れて登る人あり秋の山 *岬馬すっくと立つや秋の山 *多羅葉を栞にせんと秋の山 ■2021年10月■銀杏 *歳時記を読む人と乗る秋のバス *銀杏を食む古の人のごと *こんにゃくの歯ざわり親しむ秋の夜 *茜雲あべのハルカス染めて秋 *おもむろに銀杏の胚乳(さね)口に入る ■2021年11月■紅葉(欠席) ■2021年12月■ *女手の喪中葉書や年暮るる *コロナとは難儀な病ぞ年暮るる *純白のマスク陽に干す師走かな *鳥鳴くや令和三年暮れにけり *闇(くらがり)に牛いるような冬の夜 ■2020年1月■お年玉 *猪のバトン受け取る鼠かな *初春や昭和歌謡を口ずさむ *初鏡今年も黒を選びをり *新札の顔確かめてお年玉 *初春や古希の朝日の新しき 猪に引導渡す鼠かな ■2020年2月■節分 *朝刊を見て確認す節分会 *誕生日ケーキ買うなり二月尽 *冬鳥や古墳の水面蹴とばして *蝋梅の黄色きっぱり咲きにけり *猫眠る畳一目の日脚伸ぶ ■2020年3月~5月■新型コロナウイルスのため休み。■春の風(3月の題) ■2020年6月■夏日 *六月や利休鼠の雨蕭蕭 *アボカドの種大きくて夏日さす *梅雨晴れ間アシカ悲しき曲芸す *六月やマスクの内にこもる熱 *世界中コロナウイルス夏きざす ■2020年7月■ハンカチ *別れとてハンカチを振る人もなし *思い出のハンカチ白く輝けり *目印にハンカチ結ぶ旅鞄 *七月や藤井七段一敗す *夏草や地名に残る川の跡 ■2020年8月■花火 *命日に線香代わりの花火かな *はかなきは三浦春馬と花火かな *続く夏残して三浦春馬逝く *蝉の声三浦春馬の嘆きあり *夏の日の記憶の言葉「避病院」 十八という日は嫌い春馬逝く ■2020年9月■朝顔 *朝顔の種取る手元夕日さす *朝顔の蔓が欲しがるフェンスかな *朝顔の雨欲し気なり街暮れる *風の盆 越中八尾(やつお)の石畳 *コロナあり九月の海に魚戻る ■2020年10月■豊の秋 *棚田より子の駆けおりる豊の秋 *食卓の皿の数にも豊の秋 *豊の秋眉濃き娘母となる *来年は何を植えよう九月尽 *床の間に濁酒(どぶろく)の甕(かめ)坐りおり ■2020年11月■晩秋 *秋深しコロナの年の旅の宿 *蒼天や誇らしげなる鉢の菊 *瀬戸内は波静かなり秋ゆやけ *都構想決着するや秋の暮 *晩秋や地図で旅する温泉地 ■2020年12月■コロナのために休み。 ■2019年2月■ *冬過ぎて春来たるらし梅の花 *干ぴょうを買い来て今年の恵方巻 *稗搗きの杵音かすかに里の春 *病院のベッドの上にも初日さす *紫のパジャマが今年のショウガツゴ ■2019年3月■雛 *母ゆかり古式ゆかしき押絵雛 *鯖缶も使い切ったり冬ごもり *牡蠣船の一艘残れる淀屋橋 *どんよりと空鈍色に風寒し *如月の光を雛(ひいな)にあてにけり ■2019年4月■(桜。欠席) ■2019年5月■粽 *平成の終わりをかざる桜かな *元号の決まりて桜咲き初(そ)むる *元号は「令和」となりて桜咲く *新しき元号はじめや五月晴 *思い出は遠き昔の粽かな ■2019年6月■紫陽花 *紫陽花のこぼれて咲くや古き門 *番傘の音じわじわと初夏の雨 *梅雨なれど砂漠化進む地球規模 *新緑の銀杏並木や御堂筋 *幻の「五新鉄道」風光る ■2019年7月■夏休み *窓辺よりさす日まぶしく夏は来ぬ *夏休みひねもすのたりのたりかな *始まりてすぐ終わりくる夏休み *急に来てあたふた終る夏休み *ピーマンの緑濃くみゆ白き皿 ■2019年8月■お中元 *なすことの無き日のゴーヤの苦きかな *届いたる中元で知る友の無事 *朝顔もそれぞれの名を持つと知る *薄青きガラスの皿に盛る西瓜 *思い出は父の作りし糸瓜棚 ■2019年9月■月 *真子様は月のようだと婚約者 *野分去り瓦数枚落ちにけり *UVを重ねて塗りぬ初秋の陽(ひ) *握り飯用意して待つ野分かな *何事も無き日をよしと秋の月 ■2019年10月■(台風のため句会なし) ■2019年11月■紅葉 *一葉の紅葉のごとく句友逝く *広げたる弁当の上紅葉落つ *日は短か夜は長くして初紅葉 *川端の椋の実熟れて秋深し *野分去り椋の実黒く落ちにけり ■2019年12月■師走 *一枚となりし暦の頼りなさ *縁側のひなたに師走ひそみおり *熱き茶を入れて師走の一休み *伊賀焼の茶碗で珈琲飲む師走 *めでたさを求めて急ぐ師走かな にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 2009年■12月29日(火) ★年の瀬や尻もちの痛み持ち越せり ■12月31日(木) ★3日目の一句が出ずに四苦八苦 2010年■1月1日(金) ☆★病院のベッドの上にも初日さす ■1月2日(土) ☆★紫のパジャマが今年の*ショウガツゴ* ■1月3日(日) ☆★仰向けで思いを飛ばす*初メール* ■1月4日(月) ★ドクターの白き衣に安堵する ■1月5日(火) ☆★初春や医師の衣に日の光 ■1月6日(水) ★入院やベッドの上で初パック ■1月7日(木) ★コルセットで痛みこらえて初笑い ■1月8日(金) ★退院と聞いて痛みも軽くなり ■1月10日(日) ★入院をしても渡すやお年玉 ■1月12日(火) ★骨折の窓から見える茜空 ★入院や家族の存在思い知る にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ■大阪しぐれチェック■ ♪ひとりで 生きてくなんてできないと (できない、私も。) 泣いてすがれば ネオンがネオンがしみる (私は、すがらないタイプ。かわいげがない。) 北の新地は おもいでばかり/雨もよう 夢も濡れます ああ大阪しぐれ いつも、私の日記に、ステキな歌をくれる ふぇり。・笛里さんとこから「大阪しぐれ度チェック」。 私は「時雨度50」だって・・・。 うーーむ。どうなの?この数字?? 「大阪しぐれ」をきっかけに、大阪で知ったことを書いていこう。 ■道頓堀ダイブ ■ ♪大阪しぐれ♪ 吉岡 治 作詞 市川昭介 作曲 しあわせ それともいまは ふしあわせ 酔ってあなたは 曾根崎 曾根崎あたり つくし足りない わたしが悪い あのひとを 雨よ帰して ああ大阪しぐれ うちの会社の社長は、一代で、今の会社の基礎を築いた、やり手。 いらないものは、さっと処分する、合理主義者。 以前、社長に、資金を融通した人が今日、来て笑いながら言ってました。 「社長、切れた草履みたいに、捨てなはんなや(笑)」 *注*(鼻緒が切れて履けなくなった、草履を捨てるみたいに、私を見捨てないで下さいよ。) すると、社長いわく 「下駄、貸しますわ。(笑)」 日本海より深いこの意味、どう、解釈すればいいのだろう・・・。 私も、鼻緒の切れた草履みたいに、いつ、捨てられる(クビ)になるのだろうか。(^▽^) ♪大阪しぐれ♪ 会社に、近所の女の人が来ました。 うちの会社は出先機関なので、社長がいていないようなもの。 時々、ひょいと顔を出す人がいます。 彼女も、そのひとり。 彼女は、会社の取引先の親戚。 65歳で一人暮らしなので、よくうちの会社に遊びに来ます。 以前、私が 「えっ、**ちゃん(彼女の名前・お互いに、下の名前で呼ぶ)、独身(ひとり)なん??」と聞いたことがあります。 「そやねん、男にモテない、ハンドバックやねん。」と笑いながら答えてました。 今日のおしゃべりのテーマは、「いかに、お金を増やすか」。 で、私の隣の席のこれまた独身女性と真剣に話してました。 うちの会社の人が 「**ちゃんは、ええわ。いざとなったら、兄貴のとこへ、行けるもの。」 「そんな、ことできるかいな。」と**ちゃんは、大きな声で否定して続けます。 「*城のバンバで乞食しようとままよ、かかるまいぞよ、兄嫁に*昔から言(ゆ)うやないか。」 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |