10/21-2:山形県:レトロな銀山温泉/河北町:紅花資料館
■10月21日(月)-2銀山温泉に行った。山形県尾花沢市にある銀山温泉は江戸時代初期の大銀山として栄えた「延沢銀山」の名称に由来している。 NHKの連続テレビ小説「おしん」の舞台となったことで一躍脚光を浴び、大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が銀山川の両岸に沿って軒を並べ、昔ながらの独特な景観を味わうことができる。500年もの歴史をもつ銀山温泉は、奥羽山脈の懐に抱かれた自然の中にあります。大正2年(1913年)の大洪水でそれまでの旅館街が壊滅し、湧出量も減ってしまいましたが、昭和元年(1926年)に源泉のボーリングで高温多量の湯が湧出し、各旅館は一斉に洋風の3~4層の木造構造に建て替えを行いました。銀山川を挟んで建ち並ぶ現在の旅館街はその頃に形成されたもので、「家並み保存条例」により守られているその景観は、まさに大正ロマンの趣が溢れています。「銀山温泉が今のような街並みになったのは、実は1910年代以降です。銀山川の洪水により、当時の建物がかなり被害を受け、その後、大工職人や左官職人、建具職人が競い合って再興し、今のような洋風木造多層の建築物に生まれ変わりました」その際にガス灯や石畳の沿道、橋の整備なども行い、現在の銀山温泉の姿になったそうだ。近くに滝があって、散歩によき。写真で見たが、夜や雪の景色は、幻想的で美しい。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆河北町の紅花資料館を見た。かつて、最上紅花その価値は米の百倍、金の十倍といわれ、山形県の県の花に指定されている紅花。「べに花の里」として有名な河北町にある全国唯一のベニバナの資料館。 河北町が、紅花を町の花と定め「べに花の里・かほく」を標榜している理由は、江戸中期以降に見られる最上紅花の集散がこの町でおこなわれたことによります。河北町紅花資料館は、近郷きっての富豪だった堀米四郎兵衛の屋敷跡です。屋敷の総面積は約80aで、かつては土蔵が6棟、板倉が6棟もありましたが、老朽化が甚だしく、母屋をはじめ多くの建物が整理され解体されてしまいました。この屋敷には武器や生活用品および古文書など5,000点を保存しています。昭和57年にこれらの寄贈を受けた町が、漸次整備修復を加え、昭和59年5月に「紅花資料館」として開館したものです。壁が赤いのは、「ベンガラ」という鉱物を使ったからだろうか?紅花は、北前船で主に京都に運ばれた。その際、北陸の港で降ろし、陸路、琵琶湖まで運び、琵琶湖から京都に向かった。「源氏物語」には、「末摘花」という不美人でありながらも生涯光源氏と関わり続けた女性がいる。「末摘花」とは、源氏がこの女性につけたあだ名で、彼女の「鼻が紅い」こととベニバナの「花が紅い」ことをかけたものである。●8044歩10/16(水)■越後・東北南部行:出発/新潟を地形と歴史を感じながら歩く■10/16(水)-2■新潟市:日和山/花街■10/17(木)-1■新潟県・新発田市:清水園/足軽長屋他■10/17-2(木)-2■新発田市・新発田城/村上市・鮭オシのまち■10/18-1(金)■村上市・笹川流れ■10/18-2■鼠ヶ関を探せ/クラゲの水族館/鶴岡カソリック教会■10/19-1■山形県・鶴岡市:城址公園/丙申堂・/酒田市:土門拳記念館■10/19-2■酒田市・本田家/日和山/山居倉庫■10/20■鶴岡市・出羽三山・羽黒山■■最上川で舟遊び/芭蕉10泊の町、尾花沢■・・・・・・・・・・・・・・・・ にほんブログ村・・・・・・・・・・・・・・・・・・