カテゴリ:里山・歳時記
柿渋を塗った団扇やかごを見たことがありますか? その柿渋の講習会があるというので出かけました。 教えてくれるのは、地元のお年より。 まず、柿を取るところからはじめます。 柿は「アオソ」という種類が一番いいそうです。 柿の木を見上げて、参加者が 「高いとこに成ってるから、とられへん」と言いました。 「筈(はず)でとったら、ええやん」と私。 「筈??」と参加者全員から疑問符つきの反応。 そうか、知らないのか、筈・・・。 筈は、高いところになっている、柿やイチジクなどを採るのによく使った竹の道具。 長い竹の先端を割り、棒を挟んで作ります。 棒を挟むことによって、竹は少し開いてます。 その開いたとこに、お目当ての柿の枝を入れて、ねじってとる。 簡単ですが、秋には、なくてはならない道具でした。 分り易い、イラストか写真はないかなと探したのですが、 あまりに簡単で、民具といえないのか、見当たりませんでした。 団扇の骨も竹、筈も竹。 この他にも、遊び道具に、儀式に、道具に・・・。 竹ってほんとうに、日本人の生活と密着してたのにな・・・。 ■□■テレビしびれて■□■ ★てるてる家族 ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★11月5日「落ち葉掃きの心得」UP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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