2007/08/22(水)23:59
河童のクゥと夏休み★河童の住める川を!
子供向けの漫画映画とあなどっていた私が悪うございましたm(_ _)m
と謝りたいような映画。
子どもよりも、大人に見てもらいたい、いや子どもと一緒に見てもらいたい、この夏一番感動した映画。
■あらすじ■
夏休み前のある日、小学校の帰り道に上原康一は、大きな石を拾う。
持ち帰って水で洗うと、中からはなんと河童の子供が!!
康一は、何百年もの間、地中に閉じ込められていたこの河童を「クゥ」と名付け、家族の一員のように一緒に楽しく暮らしていた。
しかし、そんなある日、クゥは仲間のところに帰ると言い出したため、康一はクゥに外の世界を見せる。
そこではじめてクゥは、環境が大きく変わったこと、仲間が近くにいないことを知り、驚いてしまう。
そんなクゥを見かねた康一は、仲間を探す為、河童伝説の残る遠野へ、クゥを連れて旅に出る…。
・・・・・
映画は江戸時代から始まる。
クゥの父親は、侍に切り殺された。
クゥたちの暮らしていた沼は、埋め立てられてしまう。
そして現代。
昔の川は、三面コンクリート張りになってしまう。
河童のクゥは、父親も住む場所も仲間も失ってしまう。
人間によって・・・。
突然現れた河童に驚き、騒ぐ人々。
かつて、河童はどこの川にもいた。
いや、いたと信じられていた。
私も幼い頃は、
「川に行くと、ごんご(河童の別名)にさらわれる」と祖母に言われていた。
昔の川は、川原に木が生えていたし、草も沢山生えていた。
魚やカワニナ、蛍が棲んでいた。
そして、夏になると子どもたちが泳いでいた。
多様な動植物がいた川は、容易に河童を信じることができた。
河童の棲めない川は不幸な川だ。
河童を信じられない自然は不幸な自然だ。
「河童のクゥと夏休み」、この映画をひとりでも多くの人に見てもらいたい。
クゥが言った言葉が心に残った。
「神様、ここに住むことをお許し下さい。
生きていくために必要なだけの魚をとることをお許し下さい・・・。」
◎人気blogランキングへ◎
■キリバンプレゼントのお知らせ■
まもなく、カウンターが333333になります。
いつも来てくださってありがとうございます。
もし、333333をゲットされた方で、ご希望の方がいらっしゃいましたら、お知らせ下さい。
ここにある夏のイラストを3つ差し上げます。
◎人気blogランキングへ◎
▼河で遊ぶ童たち→河童( ̄m ̄*)
◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★8月22日*遊び唄:さよならサンカク*UP
・・・・・・・・・・・・・