2009/05/09(土)20:23
おしゃれ手紙◆葉桜の頃
浜辺 遥さま
もう、すっかり葉桜の季節。お手紙、ありがとう。
遥さんも桜がお好きなんですね。私も大好き。
いえいえ、そんな言い方では、ものたりない。
「私、桜が好きで好きでたまらないわ。
桜のないところでは生きていけないくらい。
ときどき、自分が桜ではないかと思うくらいよ。」と好きなもののこととなると「赤毛のアン」になってしまう、私は、何歳?
7年前に**緑地の桜並木を見たときの感動は今も忘れません。
両側の枝が互いに握手するくらいみごとな桜の下を私は、アンになりきって歩きました。
以来、**緑地の桜並木を「歓喜の白路」とアンふうによんでいました。
私、**緑地に「恋」していたのです。
恋人である彼ら(と言うのはイチョウ並木氏や竹林君、田んぼさんなどなど)がいなくなってしまいました。
体育館建設という市民の望まない施設のために・・・。
だから、私、今、失恋状態です。
私、どんな権力者になっても、たとえ女王さまになっても桜の木を伐るようなことは、しないって誓います。
たくさんの**緑地の自然にさよならの*詩*を・・・。
渭城朝雨○輕塵 渭城の朝雨 軽塵をうるおす(○:サンズイに邑)
客舎青青柳色新 客舎 青青 柳色新たなり
勸君更盡一杯酒 君に勧む 更に尽せ 一杯の酒
西出陽關無故人 西のかた陽関を出づれば 故人無からん
さめざめと泣いたところで今度は楽しいこと。
またまた、ステキでおしゃれな人と会いました。
「○○展」の仕掛け人、K、れいさん。
会場でおみかけし、お話することができました。
ラッキー!!
若い人がきれいなのは、あたりマエダのクラッカー。
でも私くらいの年齢になると少ないんですよね、カッコいい人。
その、私より、はるかに上なのにKさんはカッコイイ。ステキ。
まわりの若いこが、かすんで見えるくらい雰囲気のある人。
品のいい骨董のような方です。
Kさんのお店で古い着物を2枚買いました。四千円也。
「○○展」をみるというよりKさんにうっとりして、でも、大満足のひとときでした。
天地 はるな
**王維「送元二使安西」**
雨が塵を流した。
家は、きれいになったし、柳の色も青々としている
さあ、酒を飲んで、もういっぱい。
西のかた陽関を出たら知ってる人は無いんだから・・・。
◆「おしゃれ手紙」は、今から15年ほど前に書いたものです。
・・・・・・・・・・・・・・・
◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★5月5日*父の麦わら帽子:遠き春よ /トリビアの井戸:龍野は、なるべくして醤油の名産地になった。 *
・・・・・・・・・・・・・