おしゃれ手紙

2010/07/08(木)09:38

トリビアの井戸:瀬田の唐橋

トリビア(299)

3月、1泊2日で琵琶湖湖畔の町を訪ねた。 この時、行ったのが滋賀県・大津市の瀬田。 瀬田には有名な橋がある。 ◎「瀬田の唐橋」◎とよばれる橋で私はこの橋が見たかったのだ。 瀬田の唐橋(せたのからはし)は、滋賀県大津市瀬田の瀬田川にかかる橋。 全長260m。滋賀県道2号大津能登川長浜線がこの橋を渡る。 勢多の唐橋とも書き、瀬田の長橋とも言われる。 琵琶湖から注ぎ出る川は瀬田川しかなく、東から京都へ向かうには瀬田川か琵琶湖を渡るしかない。 瀬田川にかかる唯一の橋であった瀬田の唐橋は京都防衛上の重要地であったことから、古来より「唐橋を制する者は天下を制す」と言われた。 それだけなら、まあ、有名な橋ということですむが、この橋、「急がば回れ」とうことわざの語源の橋。 武士(もののふ)のやばせの舟は早くとも急がば廻れ瀬田の長橋 江戸時代初期に安楽庵策伝は「醒睡笑」に連歌師の宗長の歌から急がば回れのことわざがうまれたと紹介している。 東から京都へ向かうには、瀬田まで南下して唐橋を渡るより、矢橋(やばせ)の港から船に乗って大津へと琵琶湖を横断する方が速いとされていたが、この航路は突風に遭う危険があった。 このため、楽で速い方法より遠回りでも確実な方法をとった方がよいというこのことわざが生まれている。 五月雨に隠れぬものや瀬田の橋 という松尾芭蕉の句もあるが、旧暦では、五月雨は五月の雨ではなく、1か月遅れの梅雨の頃の雨。 7月7日は旧暦5月31日。 今日の雨は五月雨なのだ。 「瀬田の唐橋」のことをここに書いておかなければと思いながら、数か月が過ぎたが、 先日、日記メイトの■あずーるさん■が瀬田の唐橋の近くに住んでいたという書きこみを機に、ここに記しておこう。 ■アクセス 京阪電鉄/石山坂本線「唐橋前駅」下車 徒歩 5 分 JR琵琶湖線「石山駅」下車 徒歩 10 分 ■石山駅観光案内所 TEL:077-534-0706 ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2020年7月7日*七夕の「団子刺し」* ・・・・・・・・・・・・・・      

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