カテゴリ:映画
私の底に、もう一人の私が眠っている。 カスピ海沿岸での週末のバカンス。 セピデーは子供の幼稚園の教師であるエリを、離婚したばかりの友人に紹介しようという思惑を秘めて誘った。 しかし、ヴィラは満室で滞在できず、彼らは長年使われることのなかった朽ちかけた一軒の小さな別荘に辿り着く。 翌朝、子供のひとりが溺れ、浜辺にいたエリも忽然と消えていた。 彼女は溺れたのか、それともどこかに姿を消したのか。 捜索と共に浮かび上がってくるのは、“彼女のことを名前以外何も知らない”という事実だった――。 2009年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞したイラン映画。 イランってどこにあるの? どんな国? 中東の砂漠の国。 イラクと国境をめぐって戦争が絶えない国。 女性はベールをかぶっていて、人々は、一日に何回も、お祈りをする。 無知な私はそんな、ぼんやりとした知識で映画を見た。 しかし、この映画で見ると、女性たちは、ベールこそ被っているものの、積極的。 旅行の計画をするのも女性だし、運転もバリバリ。 浜辺でバレーボールに興じる・・・。 私たちと同じ生活をしている。 ただし、婚約している女性は、他の男性と親しくしてはいけないなどという規則もあるらしい。 「みんな、美人やったな・・・」と一緒に見た夫は女優の美しさにびっくり。 イランに限らず、中東の人は、美人が多いと思う。 ヨーロッパ系の骨格と中東独特のエキゾチックな顔立ちだ。 主役の一人は、ドイツ女性と結婚していたという設定だが、それもうなずける顔立ちだ。 荒れる海が人々の不安な心をあらわしているような心理ミステリー。 原題は「ABOUT ELLY」、「エリーについて」だが、「彼女が消えた浜辺」というタイトルもいい。 ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2010年10月6日*父の麦わら帽子:小屋が潰れとる* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.09 18:56:51
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