テーマ:ささやかな幸せ(6728)
カテゴリ:生活
会社の帰りに自転車で坂道を登った。 少しうしろから 「よいしょ、よいしょ」という自転車をこぐ女性の声に合わせる、小さな女の子の声。 親子で坂道を登っているんだなと思っていると 「ちょっと楽?」と小さな女の子が母親に聞く。 「押してくれてるん? なんか、楽やと思ったわ」と母親。 私を追い越して行く時、ちらりと見ると、小さな女の子が後ろの座席の持ち手を押している。 こうすれば、ちょっとでも母親が楽になると思っているのだ。 可愛いなぁ。 そして、母親も楽になったと答えて言っている。 坂を登りきった時、 「楽だったわ、ありがとう」と母親。 女の子は、これからも、この坂を登る度に押すのだろうか? いつか、それが、力にならないと分かってもがっかりしないで欲しい。 あなたの気持は、母親の力になったのだから・・・。 坂道で見た親子のおかげで、私は、ほのぼのとした気持ちで家に着いた。 ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2012年4月13日*てんとばな/十三参り* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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