テーマ:映画館で観た映画(8349)
カテゴリ:映画
走る。名誉のために、神のために・・・。 陸上競技の「ケンブリッジ大学四人組」の一人として華々しく活躍するハロルド・エーブラムス(ベン・クロス)は、ユダヤ系であるが故の、差別や偏見を受けていた。 一方、スコットランド人宣教師の息子エリック・リデル(イアン・チャールソン)は、競技で勝利することが宣教に役立つと考えていた。 競技会でエリックに敗北したハロルドは、サム・ムサビーニ(イアン・ホルム)の指導を受けることに。 オリンピック出場を目指す二人の熱い戦いは、次第に苛烈なものなっていく。 オリンピック出場が決定したケンブリッジ四人組とエリックは、パリに向かう。 百メートルの予選が日曜日と知ってエリックは出場を辞退する。 日曜は神が定めた安息日だから、走れないというのだ。 1924年のパリオリンピックで実際に起きた出来事をもとにした、感動のスポーツドラマ。 アカデミー賞4部門を受賞した名作。 出演はベン・クロス、イアン・チャールソンほか。 第54回(1981年)アカデミー賞 作品賞、脚本賞、作曲賞、衣裳デザイン賞 「炎のランナー」キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!! 見たくてたまらかかった映画をやっと見ることができた。 この映画を知ったのは、 ■アナザー・カントリー■でも書いた、 【中古】 玲子さんのシネマファッション / 西村玲子という本に出ていたから。 「アナザー・カントリー」と「炎のランナー」は、男性のファッションが素晴らしいと絶賛されていた。 舞台は「アナザー・カントリー」と同じ英国の名門大学。 入学早々、新入生と教師が正装して、一同にかいしてのディナーなんて、圧巻。 新入生とはいえ、タキシード姿がいたについている。 当時の名門大学は勉強はもちろんだけど、家が相当に金持ちでなければ、入れないんだろうな。 「アナザー・カントリー」でも着ていたけど、Vネックのセーターの胸元と一番下には、 赤と黒のラインが・・・。 私は、大好きで、若い頃、少年用のセーターを持っていた。 ラインの赤はもっと渋い赤だったけど。 女性の出る幕はあまりなかったけれど、主人公のハロルド・エーブラムス(ベン・クロス)が一目ぼれする歌手が来ていた服が 1920年代、アール・デコ。 特に美しかったのが、競技場でのシーン。 白く透ける生地に花の刺繍?のワンピースが秀逸。 第54回(1981年)アカデミー賞 衣裳デザイン賞受賞だけのことはある。 あと、競技用の衣類は現在と全く違ったもの。 今は風の抵抗を抑えるために体にフィットしたものが着用されるが、当時は学校の体操服なみ。 競技場もスタートを切るためのスターティング・ブロックがない! そのために選手は各自、園芸用のスコップの平たいようなものをもって、足の位置を決める穴を掘るという驚きのやり方だ。 1924年のパリ・オリンピック会場は、今のように巨大ではなく、程よい大きさ。 今は巨大になりすぎ。 宣教師の息子エリック・リデル(イアン・チャールソン)は、100m走の予選が日曜と知り、参加しないという。 これは実話だというから、スゴイ! 2012年・ロンドンオリンピックの開会式では、 セント・アンドリュースのウエストサンド沿いをランナーたちが走る有名なシーンが上映され、テーマ曲が演奏された。 そしてシークエンスにMr.ビーン(ローワン・アトキンソン)が紛れ込むというコミカルな演出がなされた。 表彰式においてテーマ曲が流された。 このテーマ曲もアカデミー賞・作曲賞受賞。 ■You tube「炎のランナー」■♪音が出ます! ■新・午前十時の映画祭■ ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2013年7月3日*食い初め(くいぞめ)* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.07.17 13:15:06
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|