2013/10/22(火)10:28
私が愛した大統領★F・ルーズベルト
■私が愛した大統領:あらすじ■♪音が出ます!
愛は、政治より複雑だ。
1930年代のアメリカ。
第32代大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルト(ビル・マーレイ)が忙しい執務の合間に安らぎを覚えるのは、恋人のデイジー(ローラ・リニー)とドライブに出かける時間だけだった。
ある日、英国王ジョージ6世(サミュエル・ウェスト)とその妻エリザベス(オリヴィア・コールマン)が、ニューヨーク州ハイドバークにあるルーズベルト邸を訪ねてくる。
ルーズベルトとジョージ6世は、迫り来るドイツとの開戦危機に備え、大統領の執務室でトップ会談を行う。
その深夜、衝撃的な事実が明らかになる。
初めて大統領の秘密を知ったデイジーがとった行動とは……。
フランクリン・ルーズベルト大統領について、知らないことがこんなにあったとは・・・。
アメリカ合衆国の歴代大統領のなかで、リンカーンやジョン・F・ケネディに勝るとも劣らない人気を誇るフランクリン・デラノ・ルーズベルト。
アメリカ史上四選された唯一の大統領として名を刻む彼だが、じつは重度の障害による車いす生活だったということ。
それもそのはず、
生前は車いすの姿をマスコミに見られるのを非常に嫌ったため、訪問先の植木や立ち木のカムフラージュのための植え替えなどを神経質なまでに指示した。
また、マスコミもあえて積極的に報道しなかったため、TV時代の現代では考えられないことだが、ルーズベルトが健康を害していることは米国民にはほとんど知られなかった。
実際、彼の車椅子姿の写真は2枚しか知られていない。
現在の英国のエリザベス女王の父親で■英国史上、もっとも内気な王■といわれる
ジョージ6世がアメリカ訪問した時も、椅子に座って出迎えた。
移動は部下に抱かれてという具合。
王と王妃、迎える大統領側とのやり取りが愉快だった。
そんな中、彼は、さりげなく王に車椅子を押させるなど、したたかな政治家ぶりを発揮。
体が不自由だった大統領だけれど、車だけは、運転可能。
彼のために、特別に手だけで運転出来る車があったのだ。
1930年代にそんな技術があったのかとビックリ。
恋多き人生だったようで、数人の女性と関係があったらしい。
「私が愛した大統領」の「私」ことデイジーもその恋人のひとり。
女たらしという見方もあるが、それだけ、愛される人間性を持っていたのだろう。
アメリカの大統領と女性関係といえば、
J・F・ケネディとマリリン・モンロー、
ジェファーソン大統領の秘密の恋を描いた「ジェファーソン イン パリ」が有名だが、
今回、フランクリン・ルーズベルトが加わった。
フランクリン・ルーズベルトは、政治でもニューディール政策や、第二次世界大戦中の強いリーダーシップなどで知られる。
■テディベアの■由来、セオドア・ルーズベルトとは、いとこの関係。
■参考■
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◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★2013年10月20日*イチョウのまな板*
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