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テーマ:■雑学王■(733)
カテゴリ:トリビア
■竹富島■の港で、石垣島行きの船を待つ間、土産物屋をチラっと見た。そこで目に止まったのが、手ぬぐいだった。 手ぬぐいの模様は、「カイダ(カイダー)文字」という。 カイダ字ってはじめて知った!! 家に帰ったから、カイダ文字について調べてみた。 カイダ文字(カイダもじ)は、沖縄県の与那国島でかつて使われていた象形文字。 カイダ字(カイダじ、琉球語与那国方言:カイダーディーまたはカイダディ)やカイダー文字(カイダーもじ)、カイダー字(カイダーじ)とも呼ばれる。 起源については不明であるが、明治時代に小学校令が発布されるまで使用されていたことが分かっている。 主に商品の売買記録や徴税記録に用いられたもので、一般の文章が表記できるまでには発展せず、公教育が導入されて以降は漢字や仮名が普及したため、使用されなくなった。 主に取引の対象となった作物、家畜、家禽、魚介類、家、船などと漢数字を変形させた数字が文字化されていた。 また、取引の上で区別が必要な雄馬と雌馬、雄鶏と雌鶏などは区別されていた。 徴税記録を記した木板が国立民族学博物館などにも残されているが、多くは、第二次世界大戦の空襲で焼失した。 与那国島海底地形からも、カイダ文字に似た跡のある岩が発見されている。 現在は、与那国島周辺の民芸品やシャツなどにデザイン部品として用いられる例があるが、かならずしも字の意味を理解して使われているとは限らない。 ちなみに、写真の一番上左から右に。 ●雄鶏●牛蒡●薪 3段目、左から右に(折れ目があって見にくい) ●南瓜●油●雌馬 3段目 ●数字の6(神社の鳥居のように見えるが)●竹●栗 4段目 ●タコ(太陽に見えるが)●数字の3(ラではない)●数字の4 5段目●冬瓜●豚 一番下●数字の5●芋 他にも船や紙、足、肺、酒、布、大根、菜、卵、米、人参、家・・・。 など、日常的に必要なものは、ある。 また、米一俵、米三俵、五升、一斗、九勺など、単位をあらわす文字もある。 全て、象形文字で4段目のタコなど、よく見ると、円の周りに8本の曲線が出ていて すぐ分かる。 しかし、こんな文字があったとは、全く知らなかった。 このカイダ文字は琉球王朝の時代から明治時代まで、徴税の通知や、家同士の連絡手段として 使われていたのだそうだ。 八重山は、日本とは違う文化を持っていたのだと、つくづく思う。 海外旅行なみに文化の違いを知って楽しかった八重山。 また行きたい・・・。 ・・・・・・・・・・・・ ★2014年4月6日*ゴイサギの名前の由来 * ・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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