テーマ:今が旬の話(414)
カテゴリ:お出かけ
6月11日(水)滋賀県にある■ドイツテイストの「ブルーメの丘」 ■に行き、
■醒ヶ井(さめがい)■で■梅花藻■を見た後、バスで一路、ホタルの飛ぶ川へと向かう。 夕方、田舎道を走ると、観光バスが何台も止まっていた。 ホタルよりも多やん。 バスの止まっている場所から少し行った所にお目当てのホタルの飛ぶ場所があるのだが、余り一度に行くと狭い道が混雑するのでバス一台づつの時間差で向かう。 バスの中でガイド氏が語ってくれたホタルの一生。 *ホタルは約500個生む。(ゲンジボタルに限る) *一か月で孵化。 *カワニナなど巻貝を餌に10ヵ月暮らす。 *4月になると幼虫が上陸、土手の中の土潜り込む。 *気温が23度くらいになると成虫になる。 ホタル(蛍、螢)は、発光することで知られる昆虫である。 日本ではゲンジボタルが親しまれていて、これが全てのホタルの代表であるかのように考えられるが、実際には遥かに多様な種がある。 日本にすむゲンジボタル、ヘイケボタル、クメジマボタルの3種の幼虫は淡水中にすんでモノアラガイやカワニナなどの淡水生巻貝類を捕食するが、これはホタル全体で見るとむしろ少数派である。 多くの種類の成虫は、口器が退化しているため、口器はかろうじて水分を摂取するぐらいしか機能を有していない。 このため、ほぼ1-2週間の間に、幼虫時代に蓄えた栄養素のみで繁殖活動を行うことになる。 無事につとめを果たした「雌ボタル」は、草の陰で土に頭を突っ込み、身をかくして死にます。 大地に 還 っていくのだそうだ。 ホタルは、古来より人気のある昆虫。 暗闇の中を舞うホタルは、クーラーのない時代の夕涼みには欠かせない存在だったのだ。 また、はかなさ命故に、人はホタルを愛でるのだろう。 戦前日本を訪れた多くの外国人が、田園風景に 感嘆し、「こんな美しい国に永住したい」と言わしめた。 その主役はホタルです。 水田には満々と水がはられ、その上をホタルが幻想的に舞い飛ぶ。 日本人にはありきたりの光景が、外国人には息を呑む感動に映ったにちがいありません。 農薬で汚染されていない、土の土手のある川があれば、カワニナが住みそこにホタルは自然に生活できるのに・・・。 滋賀県までホタルを見に行かなくても、近くの川でホタルが見たい。 「枕草子」 夏は、夜。 月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがいたる。 また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。 雨など降るも、をかし。 「蛍」 蛍のたるのやどは 川ばた柳 柳おぼろに 夕やみ寄せて 川のめだかが 夢見る頃は ほ ほ ほたるが 灯をともす ■おまけ■ ブラジルで開催されているサッカー選手に「山口蛍」という名前の人がいる。 「どんな暗闇でも明るい光を放ち続けられますように」という願いを込めて『蛍』と名付けられたのだそうだ。 ホタルを見に行く前に夕食。 ■ローザンベリー多和田■は庭が美しかった。 ・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.06.20 20:16:01
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