2015/10/30(金)19:25
九州:柳川の掘割をたのしむ
■10月9日(金)
■柳川の川下りは「お堀めぐり」です。■
柳川市は市全体に「堀」が大規模に巡る「水郷のまち」です。
これはもともと海に近い低くじめじめした湿地帯に「堀」を掘り、掘り起こした泥を盛り上げて乾田をつくり、「堀」は貯水池として生活用水、農業用水、さらには地下水を涵養し地盤沈下を防ぐなど、他に代替できない機能で、柳川の人々の生活、柳川土地全体を支えてきました。
柳川の光や緑をそのまま水面に映し、清らかなやさしい水の流れであっても、力強く私たちを支えてくれる 「堀割」を船頭さんのさす竿に任せてめぐっていく、ひとときの舟旅が柳川の川下りです。
そんなお堀のやさしさに、身も心もゆだねてみませんか?
■水の都として知られる福岡県柳川市■を縦横につらぬく水路網「堀割」。
そこで、舟で掘めぐりをした。
舟は上りと下りがあり、通常、川下りが行われる。
流れに逆らう川上りは、結婚式に使われるのだそうだが、私たちが乗ったのは、川上りだった。
東京から来た夫婦、沖縄のおばあの長寿を祝っての一家4人、それに私たち夫婦のオールジャパン。
船頭さんは、歌はイマイチだが、シャベリが面白い人。
舟がぶつかりそうになって私が
「ぶつかる!」と言うと
「大丈夫、会社の舟だから」と言って笑わせる。
川下りの団体さんに
「ニーハオ」声をかけ、返事がなければ
「アンニョハセヨー」言って、笑わせる。
何回もそんな時があったが、ある時は
「この舟は、一緒に乗ってるんや」とすれ違いの船頭さんに言われていた。
中国、韓国入り乱れて乗っているという。
九州は、中国、韓国に近いからか、他の観光地でも多くの人に出会った。
▲ここは、掘割沿いのお店で船頭さんいわく、「ドライブスルー」。
10月とはいえ、暑かったので、アイスクリームを買った。
沖縄の人が船頭さんに差し入れ。(気が利くわ!)
▲大きな船着き場跡。
こんな所は、大きな店があって、荷下ろしをしたのかもしれない。
レンガ倉庫の並ぶ所は、「佐賀のがばいばあちゃん」の撮影場に使った所だそうだ。
堀の水を使った庭園などもあり、あちらこちら、絵になる、柳川。
この柳川の地名は、魚を捕る簗(やな)からきた簗川(やながわ)だったという説もある。
北原白秋は「柳河」と書いている。
柳川がふさわしいような所だ。
一時は■埋め立てられて■しまいそうになった掘割だが
今では、観光として、農業用水、防火用水、遊水地としてなくて、歴史的な遺産で、なくてはならないものと認識されているので、埋め立てられる心配はなさそうだ。
■柳川のお堀■
下船してから、市のボランティアガイドさんに案内されあちこりとよく歩いた。
■九州旅行2015.10.1~10.11
■10月1日(木)夜:大阪港出港■3009歩
■10月2日(金)大分県:別府着■10377歩
★内成(うちなり)の棚田
★由布川渓谷
★別府公園
■10月3日(土):日田市と小鹿田(おんた)■11421歩
★日田市内
★バーナード・リーチ@小鹿田(おんた)
★小鹿田(おんた)焼きの里にて
■10月4日(日):阿蘇■6690
■阿蘇山は大きい■
■10月5日(月)■13419歩
★高千穂峡
★高千穂あまてらす鉄道の悲劇
★南阿蘇鉄道・高森線に乗る。
■10月6日(火)■5511
★長崎県・島原の湧水を歩く。
■10月7日(水)■13233
★南島原を友人と歩く
★島原のキリシタン墓を歩く。
■10月8日(木)■5237
★島原の失われた鉄道と島原の乱など
■10月9日(金)■13658
★映画「柳川掘割物語」と北原白秋記念館
★柳川の掘割を楽しむ。
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