テーマ:旬・シュン・しゅん♪(3064)
カテゴリ:環境問題
先日、大坂・梅田の茶屋町に行ったら、道路に菜の花のプランターが並んでいた。 かつて、南北に縦断する池田街道筋に■三軒の茶屋があった事■ に由来する「大阪 梅田の茶屋町」。 三軒の茶屋とは「鶴の茶屋」、「萩の茶屋」、「車の茶屋」である。 これら茶屋は、いわゆる現在で言うところの風俗店的な茶屋とは違い、当時の大阪の有力者の人々が、与謝蕪村が歌ったように 「菜の花や 月は東に 日は西に」と菜の花や萩の花、月の風情を愉しむといった憩いの場として、前記の茶屋などの料亭が客を招いていたところであった。 茶屋町・鶴野町周辺は、その昔、一面の菜の花畑の広がる土地でした。 何のために植えられたかというと、菜の花の実である菜種から採れる菜種油を採取するためで、近世以降、灯明用の油の需要が高まり、その頃から多く植えられるようになったようです。 茶屋町・鶴野町の菜種は遠く、江戸や北海道にまで送られたと言われます。 今、梅田(大阪駅周辺)には、なんでもある。 ないのは大きな木のある公園と一面の菜の花畑、レンゲ畑・・・。 そんな、季節を告げる「公園」が欲しい。 そして、菜の花を使ったハチミツを作ろうという ■梅田ハチミツプロジェクト■という運動があるということを最近知った。 2010年に梅田茶屋町、2015年には四天王寺に巣箱を設置。 緑が少ないと言われる大阪の市街地で、どれほどのハチミツが採蜜できるのか、 まったくの未知数から、都心でミツバチを育てるという環境文化活動としてスタートさせました。 都会でハチミツ。 意外に思われるかもしれませんが、農薬の影響が少ない都会の蜜源は驚くほど高品質でした。 一方で、採蜜量も少ないため、貴重でもあります。 言い換えれば、ミツバチが住むエリアには、必ず自然空間がある。 「大阪ハニー」は自然と無縁に思える大阪の都心にも、さまざまな花や草木が息づいていることの証。 ミツバチは自然・人・街をひとつに繋ぐ大切な役割を担い、ハチミツは、その証を伝えるメッセージでもあるのです。 ■大阪ハニー■ ・・・・・・・・・・・・ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.22 00:43:50
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