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2017.01.16
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カテゴリ:昭和恋々

(略)ちょっと風邪気味かなと思った先日、ホームセンターの家庭用品売り場で、子ども時代に使っていた湯たんぽと再会した。
亀の甲羅のようなブリキのあれである。
昭和30年代には、今のような軽くて暖かい寝具は出回っていなかったから湯たんぽは欠かせなかった。
ただし栓が小さいので熱湯をいれるのは難しい。
毎晩、母に入れてもらっていた。
ネルの袋も母の手作りだった。
作家の故向田邦子さんも回想している。
「湯たんぽは翌朝までほかほかとあたたかかった。
自分の湯たんぽを持って洗面所にゆき、祖母に栓をあけてもらい、なまぬるいそのお湯で顔を洗うのである。」
「父の詫び状」

湯たんぽの周りでは、時間がゆっくり流れていた。
  もともと中国伝来である。
清時代の小説「紅楼夢」にも登場するという。
日本でも元禄時代には使われていたらしい。
かつては陶製だったが、昭和初期から金属製が普及した。
高度成長期に広まったガスや電気の暖房器具に追われて、ほとんど姿を消したものの、今また注目されている。
 店頭には、ゴム製やプラスチィック製も並ぶ。
湯たんぽは空気を乾燥させないので肌にやさしい。
電気の消し忘れもない。
こうした様々な効用が見直されている理由だろう。
湯たんぽという名前も、とても温かそうだ。
「たんぽ」とは、器をたたいたときの音から来たという説と、中国語で湯たんぽを意味する「湯婆」の唐音が語源だが、それが忘れられて、「湯」が付け加えられたという説がある。
天声人語2006.1.16

湯たんぽ
昔はよく使った湯たんぽ。
上は、旅先(たしか、和歌山県)で見た陶製の湯たんぽで今や骨とう品。
 湯たんぽ2
これも同じく陶製の湯たんぽで、上のと同じところで見たもの。
これに花を活けているのを本で見たことがあるが、とても素敵だった。
以後、これが落ちていないかといつも探している。
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Last updated  2017.01.16 00:13:36
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