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2017.02.01
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カテゴリ:読書
 ■二年間の休暇■
『十五少年漂流記』の名で親しまれてきた作品の初の完訳本。
夏の休暇を、スクーナーでニュージーランドの海岸を一周して過ごすことになっていた十五人の少年たちが、思いがけない事故のため、無人島に漂着する。
ときに反目しながらも、彼らは力をあわせてさまざまな困難を乗り越えていく。


本京都の古本市■で買った「二年間の休暇」を読んだ。
1896年(明治29年)、「15少年漂流記」として訳されて有名だが、
私も、これまで何度も読んだことがある。

今回、読んでみて、発見があった。

主人公は、15人の少年だが、その中で最も重きをなすのが
13歳のフランス出身のブリアン。
15人の国の内訳は
アメリカ人:1人
フランス人:2人
イギリス人:10人
あとは、見習い水夫の黒人1人で圧倒的にイギリス人が多い。


その中で、主役はフランス人なのは、作者、J・ベルヌがフランス人だから。
ブリアンは、知恵もあり、勇気もあり、その上、献身的で真に模範的な少年だ。
一説によると、ベルヌは、こういう当時の少年の理想像を作り上げるため、
同じ名前の実在の人物で、後に総理大臣に選ばれたアリステッド・ブリアンの少年時代をモデルにしたという。

後に、この実在のブリアンは、1926年にノーベル平和賞を受賞したほどの人物だ。
聡明でけなげな少年ブリアンの中に、未来の偉人英傑を期待し、作中人物のその輪郭を与えたという説に納得する。

525ページの長編だが、一気に読めた。

十五少年漂流記再読
京都・糺の森:緑陰の古本市
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Last updated  2017.02.01 14:31:29
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