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おしゃれ手紙

2017.07.29
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カテゴリ:読書
■天(そら)の梯(かけはし):みをつくし料理帖10(完)■

『食は、人の天なり』――医師・源斉の言葉に触れ、料理人として自らの行く末に決意を固めた澪。
どのような料理人を目指し、どんな料理を作り続けることを願うのか。
澪の心星は揺らぐことなく頭上に瞬いていた。
その一方で、吉原のあさひ太夫こと幼馴染みの野江の身請けについて懊悩する日々。
四千両を捻出し、野江を身請けすることは叶うのか! ?
厚い雲を抜け、仰ぎ見る蒼天の美しさとは! ?「みをつくし料理帖」シリーズ、堂々の完結。
結び草―葛尽くし……文化14年8月の話
張出大関―親父泣かせ……同9月~12月の話
明日香風―心許り……文化15年1月~2月の話
天の梯―恋し栗おこし……同年3月~文政元年4月の話

ろうそくさあさ~、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい♪
江戸に暮らしてはや5年。
思い出料理の数々と
思い出に残る人々が紡いできました「つる家」の物語。
お名残惜しやの完結編ー。

「つる家」の妖怪、もとい、看板娘のりうさんだったら、こんな風に客引きをしただろうか?
全10巻の「みおつくし料理帖」この巻にて終了だ。
もろぶた
「お鏡は別として、お餅が丸いってのは、一体どうしたもんだろうねぇ。
澪ちゃん、大坂のひとは、本当にこんな形のお餅を食べるのかい?」

丸餅を見て、江戸っ子のおりょうが言う。
江戸では、のし餅を切って角ばったのを食べる。
大坂にものし餅はあるが、雑煮に入れるも、焼いて食べるも丸餅。
大坂の丸餅を恋しがるご寮さんのために一柳の主人が別に誂えたものだった。
 大坂名物として「粟おこし」が出てくる。
「おこし」は、「身を起こし」、「商いを起こし」に通じるとありがたがられた。
「粟こし」、「岩こし」といわれた。
おこしを食べて固いので戯作者の清右衛門は
べたべたと甘い白味噌も、青い葱も、俵の握り飯も、丸い餅も、蒸した薩摩芋も腹から捌いた鰻も、何もかも気に入らん。
その上、贔屓にしている料理人まで大坂に取られるのだ。」怒った。
澪の料理を愛すればこその憎まれ口だ。

江戸から大坂まで旅をする時、
全行程を歩けば半月、15日ほどかかり
船で行けば5日で行ける。

ゆっくりと行く場合、20日。
京までは歩き、京の伏見から八軒屋までは三十石船を使う。

  船着き場には、市に売りに行くのだろう青物を天秤棒で担ぐ百姓がいた。
大川には屋形船や漁の舟が溢れひとが溢れ、荷が溢れ街は活気があったという。

登場人物の幸せな終わり方に満足しながら、当時の大坂に思いを馳せた。

みおつくし料理帖のセリフ
NHK土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」
■八朔の雪:みおつくし料理帖■
狐のご祝儀―ぴりから鰹田麩……文化9年11月の話
八朔の雪―ひんやり心太……文化10年8月の話
初星―とろとろ茶碗蒸し……同年9月~11月の話
夜半の梅―ほっこり酒粕汁……同年12月~文化11年1月の話
■花散らしの雨・みおつくし料理2■
俎橋から―ほろにが蕗ご飯……文化11年春の話
花散らしの雨―こぼれ梅……同年3月の話
一粒符―なめらか葛饅頭……同年4月の話
銀菊―忍び瓜……同年5月の話
■想い雲みをつくし料理帖3■
豊年星―「う」尽くし……文化11年6月の話
想い雲―ふっくら鱧の葛叩き……同年6月~8月の話
花一輪―ふわり菊花雪……同年8月~9月の話
初雁―こんがり焼き柿……同年10月の話
■今朝の春:みをつくし料理帖4■
花嫁御寮―ははきぎ飯……文化11年10月の話
友待つ雪―里の白雪……同年11月の話
寒紅―ひょっとこ温寿司……同年11月~12月の話
今朝の春―寒鰆の昆布締め……同年12月の話
■小夜しぐれ:みをつくし料理帖5■
迷い蟹―浅蜊の御神酒蒸し……文化12年1月~2月の話
夢宵桜―菜の花尽くし……同年2月~3月の話
小夜しぐれ―寿ぎ膳……同年3月~5月の話
嘉祥―ひとくち宝珠……同年5月の話
■心星ひとつ(しんぼし):みをつくし料理帖6■
 青葉闇―しくじり生麩……文化12年6月~7月の話
天つ瑞風―賄い三方よし……同年8月の話
時ならぬ花―お手軽割籠……同年9月の話
心星ひとつ―あたり苧環(おだまき)……同年10月の話
■夏天(かてん)の虹:みをつくし料理7■
冬の雲雀(ひばり)―滋味重湯
忘れ貝― 牡蠣の宝船
一陽来復―鯛の福探し
夏天(かてん)の虹―悲し柚(ゆ)べし
■残月:みをつくし料理帖8■
残月―かのひとの面影膳……文化13年6月~7月の話
彼岸まで―慰め海苔巻……同年7月~閏8月の話
みくじは吉―麗し鼈甲珠……同年閏8月~9月の話
寒中の麦―心ゆるす葛湯……同年9月~10月の話
秋麗の客 (特別収録)……同年9月の話
■美雪晴れ:みをつくし料理帖9■
*神帰月―味わい焼き蒲鉾……文化13年11月の話
*美雪晴れ―立春大吉もち……同年12月~文化14年1月の話
*華燭―宝尽くし……同年1月~2月の話
*ひと筋の道―昔ながら……同年2月の話
富士日和 (特別収録)……同年2月の話

■天(そら)の梯(かけはし):みをつくし料理帖10(完)■
結び草―葛尽くし……文化14年8月の話
張出大関―親父泣かせ……同9月~12月の話
明日香風―心許り……文化15年1月~2月の話
天の梯―恋し栗おこし……同年3月~文政元年4月の話
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Last updated  2017.07.29 17:59:37
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maki5417@ Re:正月の器を仕舞う2020(01/07) もうお正月も終わりですね。 いいお正月で…
天地 はるな@ Re[1]:「かぎろひ」と「かたぶく」と「かたむく」(01/03) 七詩さんへ 早朝、軽皇子に従って狩りに出…
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