テーマ:大阪・大阪人(88)
カテゴリ:八百八橋散歩
■下大和橋(しもやまとばし):道頓堀川■ 東横堀川は上大和橋のすぐ下流で終わり、 (▲下大和橋から上流をみた道頓堀川。 左側が島之内。) 道頓堀川の最上流に架かるのが下大和橋である。 橋の名前の由来となった大和町は、 東横堀川から日本橋筋付近までの東西に長い町で、 金比羅詣の舟の発着場があり、参詣客相手の舟宿で大変賑わっていた。 また、下大和橋は正徳5年(1715)に初演された近松門左衛門の『生玉心中』の中で「大和橋出見世の場」の一場面になっていて 「こころこころの、商(あきな)ひも、みな世渡りの大和橋、下行く水の泡よりも、色にぞ銀(かね)は消えやすく」と表現されている。 明治以降も木橋であったが、昭和3年に近代橋に架け替えられた。 現在の下大和橋は昭和62年に完成し、橋面には植樹枡などが整備されている。 なお、明治36年(1903)に東横堀川の堀止付近(上大和橋・下大和橋の付近)に巡航船の乗船場ができ、最盛期には1日2万人もの利用客がある交通機関となったが、市電の拡張に伴い利用客は減り、大正3年(1914)には廃止された。 橋は昭和3(1928)年に近代橋に架け換えられた。 (昭和3年といえば、アールデコ!!) 現在の橋は、同62(1987)年に完成し、植樹枡などが整備されている。 橋長:37.2m 幅員:14.2m 形式:桁橋 完成:昭和62年 行政区:中央区 河川名:道頓堀川 アクセス:大阪市営地下鉄堺筋線・千日前線 日本橋駅 近鉄日本橋駅 7番出口 およそ300m 徒歩5分 ■道頓堀川の橋■ •下大和橋 ■日本橋■- 堺筋 ■相合橋■ ■太左衛門橋■ ■戎橋■ ★心斎橋筋・戎橋筋 ■道頓堀橋■ - 御堂筋 ■新戎橋(しんえびすばし)■ ■大黒橋■ •阪神高速1号環状線 (以降、通称西道頓堀川) •深里橋 - 四つ橋筋 •浮庭橋 •住吉橋 •西道頓堀橋 - なにわ筋 •幸橋 •幸西橋 - あみだ池筋 •汐見橋 - 新なにわ筋 •日吉橋 •道頓堀川水門 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.18 13:13:27
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