テーマ:映画館で観た映画(8346)
カテゴリ:映画
猫の街、古都、イスタンブール。 古くから猫の街として知られる地中海の古都イスタンブールを舞台に、生まれも育ちもまったく違う、7匹の個性豊かな猫を追いかける。 ★虎猫のサリは生まれたばかりの子猫たちにエサをあげるため、市場の食べ物を狙っている。 ★メス猫のベンギュは、なでられるのが大好き。 ★レストラン近くに住む義理堅いアスランは、ネズミ退治を仕事にしている。 ★サイコパスは喧嘩が強く、旦那を尻にしいているくせに嫉妬深い。 ★デニスは下町の市場に住み、そこで働く商売人や客たちと触れ合う看板猫。 ★遊び人風のガムシズは周囲の大人たちの心を虜にする。 ★そして礼儀正しいデュマンは、高級なデリカテッセンにいつも美味しいエサをもらっている。 海外との貿易で栄えた街イスタンブールは古くから海洋交易の重要拠点として発展し、猫はオスマン帝国の頃に貨物船に乗って世界からやってきたとされる。 今なお帝国時代の名残を残す古き良き街並みの片隅に生きる猫たち。 世界遺産に指定されているイスタンブール歴史地区を眼下に望み、東洋と西洋が融合した独特の建築群、石造りの長屋やカフェのテラス、名物レストラン、古い漁港など、エキゾチックな情景は旅へのあこがれがふくらむ。 そんな魅力あふれる街イスタンブールを個性溢れる7匹の猫たちとともに10センチの高さから猫目線で撮影した映像はガイドブックの景色とは違い新鮮で、猫と共に街を歩いているような気分を味わえる。 猫、それも野良猫が主人公の映画。 猫には、興味がないけれど、イスタンブールに憧れているので映画を見に行った。 日本でも野良猫に餌付けをして問題になっているのを耳にすることがあるが、イスタンブールでも、野良猫に餌付けをする「猫おばさん」、「猫おじさん」の姿が描かれていた。 彼らは、傷ついた心を猫との関わりで癒したという。 魚屋の魚を狙ったり、人の家に入り込んだりと、傍若無人な猫。 かつて、猫が暮らしやすい畑や地道が多かったイスタンブール。 今、高層住宅が建ち始めて、街も変わりつつある。 街中が高層化され地道がなくなれば、街の様子が変わり猫の世話をする人がいなくなり、猫の排泄場所である地道や空き地がなくなる。 考えてみれば、傍若無人なのは人間第一な街づくりをする人間・・・という猫目線の映画だった。 猫とともに暮らすライフスタイルが世界中で人気が定着しつつあり、今や私たちにとって愛や幸せの象徴となっている。 猫を飼うことが出来るというのは、ゆとりがあるということだろう。 映画の中で、懐かしの音楽「ウスクダラ」が流れてきた。 ■ウスダラ■♪音が出ます! 1950年代に世界的にヒットし、日本でも江利チエミの歌唱で知られたトルコ民謡の「ウスクダラ」(Üsküdar'a -「ユスキュダルへ(行ったら)」という意味)の舞台。 イスタンブールが舞台だったのか! にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.12.04 08:56:13
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