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カテゴリ:読書
光彦は、長崎・軍艦島の生まれである教師の篠原雅子とともに、御前崎で元刑事の後口が殺された事件を探るうち、島で不審死した神主が、「大切なもの」を娘に託したことを知る。 30年前の夜、島では何が起こったのか……。 そして、誰もが口をつぐむ過去の真相とは? 光彦の前に、最大の「巨悪」が姿を現す。 浅見光彦シリーズの棄霊島(きれいじま)(下)を「上」に続き読んだ。 ■「棄霊島(きれいじま)(上)」■では、長崎県・五島列島に行くフェリーで知り合った元刑事の後口が殺され 浅見が例によって事件に巻き込まれるという話。 母親と警察のえらいさんのお兄さんの設定もテレビで知っているとおり。 「下」では、終戦直後などの日本が無政府状態だったころの事が出てくる。 広島、長崎では原爆が投下された。 空襲で役所が壊滅的な街も日本中で多かった。 そんな中では、偽物の戸籍も簡単に作れたらしい。 在日朝鮮人が元からの日本人だと言って戸籍をとることも可能性としてはある。 ところで、読んでいて、素朴な疑問が湧いてきた。 浅見光彦は、33歳ということになっている。 最初、スタートした時は、何歳だったんだろう。 33歳からスタートしたんだろうか? それとも、20代からだったのだろうか? 「軍艦島のグロテスクな、それでいてどこか哀愁の漂う佇まいは、 日本の負の時代のあったことを伝える語り部のような、毅然とした存在感がある。」 と最後にあるが、 この物語が軍艦島のような重い内容のものだった。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.01.16 00:19:20
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