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カテゴリ:読書
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 想いびとである小松原と添う道か、料理人として生きる道か…澪は、決して交わることのない道の上で悩み苦しんでいた。 「つる家」で料理を旨そうに頬張るお客や、料理をつくり、供する自身の姿を思い浮かべる澪。 天空に浮かぶ心星を見つめる澪の心には、決して譲れない辿り着きたい道が、はっきりと見えていた。 そして澪は、自身の揺るがない決意を小松原に伝えることにー(第一話「冬の雲雀」)。 その他、表題作「夏天の虹」を含む全四篇。 大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、“悲涙”の第七弾。 【目次】(「BOOK」データベースより) 冬の雲雀ー滋味重湯/忘れ貝ー牡蛎の宝船/ 一陽来復ー鯛の福探し/夏天の虹ー哀し柚べし 澪が想い人の小松原との結婚を諦める。 匂いや味の感触をなくす。 又次の死。 悲涙の第七弾 ●読書メモ● ●掻敷(かいしき) 料理を盛る器や神饌(しんせん)にしく「木の葉」や「紙」の総称で、食器がなかった古代は、食べ物を木の葉に盛りつけたといわれています。 ■神饌(しんせん)とは、神様にお供えする食べ物のことです。 そして、このことから「かいしき」が使われるようになり、主に現在では、料理におもむきを持たせる目的で使用します。 切腹の前に、篠の掻敷(かいしき)に昆布の帯と塩を肴に酒を飲ませるのが作法。 料理に多く使われる「ささの葉」 ささの葉は昔、切腹する人に出す「かいしき」に使われたという理由で忌み嫌われましたが、抗菌や殺菌の効果がありますので魚料理に用いられ、生ものを使用する寿司に敷いたり、巻いたりすることが多いです。 ■かいしきの主な例(木の葉類)■ ●鏡もちにそえる「ゆずり葉」 ゆずり葉は、新しい芽が出てから古い葉が落ちることからこの名があり、だいだいの実と同じように、親子代々相継ぐめでたい葉という意味があります。 ●難を転ずる「なんてんの葉」 なんてんは漢字で「南天」と書きますが、これを「難転」として、災難に合わないようにという願いが込められ、料理以外にも家の鬼門にあたる方角に植えたりします。 ●かしわもちに使う「かしわの葉」 こちらは、かしわの葉が新芽が育つまで枯れないという理由から、5月5日の端午の節句にお供えとして使われ、子孫繁栄を願って縁起をかついだものといわれています。 ●燕の鳴き声 虫食って、土食って、渋ーい 虫食って、土食って、渋ーい ●東西のちがい● 故郷の大坂には無く、江戸に出て初めて知った商いに、刺身屋がある。 鰹(かつお)や鮪(まぐろ)の類が多いのが、魚を刺身にして安価に売るのだ。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.07.06 00:03:25
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