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2019.12.21
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テーマ:読書(8199)
カテゴリ:読書
■昭和よ、■山藤章二
【内容情報】(出版社より)
「さらば、平成」と、惜別の思いを綴ろうとしたら、脳裏に浮かぶのは昭和の出来事ばかり。
戦争、復興からバブル景気まで、著者が生きた昭和は激動の時代だった。
本書では、昭和を振り返りながら、82歳のいま思うことを、一人語り調文体で自由奔放に綴る。
世相・文化・芸術・社会について愉快・痛快に論じるエッセイ集。

 読んでいたら、
「老人は不機嫌な生き物である。」という文章に出会った。
◎が私のコメント。
 老人が不機嫌な理由■その1■
ひとつは、働き盛りの季節を過ぎて、自分が世の中に対して、あるいは会社や家族に対して存在感が希薄になり、「居場所がない」という状態が心の重みになって消えることがないため。

◎「存在感のなさ」の裏返しとして、老人がえらそうにするのを見ると腹が立つ。
 理由■その2■
もうひとつは、「俺の人生は何だったのだ」という反省である。
こういう反省はなるべくしない方が良い。
多くは世のため、人のためというより、自分のため、家族のために頑張ってきたのが正直なところであるから、あまり社会的貢献という視点に戻らない方が精神衛生上はいいのである。

◎私は、人間も動物と同じだと思っている。
他の動物は、何か考えながら生きているだろうか?
否。
彼らは、生きるために、餌を探し、餌のために動いている。
人間も同じで、食べるために、生きるために働いている。
 理由■その3■
「変わらなくちゃいけない」という世間の空気だ。
(略)こういう時代に生き残っていたかったらあなたも変われというわけだ。
「変わる」ことはそんなに易しいことではない。
何十年もかけてこれがいいことだと信じてきたやり方や価値観を、ガラリと帰ることなんて無理なのだ。
(略)
この「変わらなくちゃ」という強迫観念こそが、いま、老人たちをして「不機嫌な生き物」にしている最大の理由なのである。


◎ガラケーを使っている人がスマホに変える時、最初は戸惑うかもしれない。
しかし、いつかは、絶対にスマホを放せなくなるはず。

また、使いもしないものを後生大事に持っている人は、変わることを恐れている人だと思う。

変わることを恐れてはいけない。
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Last updated  2019.12.21 00:09:27
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